ボートレース平和島競艇場攻略！特徴や傾向まとめ

ボートレース平和島競艇場

追記情報

平和島 関連データ

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平和島競艇場の特徴・傾向

平和島の主な特徴

東京都内３場の一つ、ボートレース平和島。
2014年・2020年にはグランプリが開催されるなど、比較的ビッグレースが多く開催される競艇場です。

平和島水面図

平和島水面図

ボートレース平和島水面特性より引用

平和島のインが弱い理由の一つは「コース幅の狭さ」

スタートライン上の幅は４９m、１マークのスタンド側は３７mと絞り込むレイアウト。
イン艇がスタートで後手を踏んだ場合はセンター勢の攻めが届きやすく、イン艇のマイシロが小さくなって「逃げ」が決まりづらくなります。

※マイシロ：ターン時に必要なターンマークとの距離

データ上もイン１着率は例年下位で、他コースが強い水面です。

１マークスタンド側３７ｍは戸田競艇場と並んで狭さが日本一。
バック側は戸田と違い十分な距離があるため、旋回半径が大きくなり「差し」が決まりやすい傾向があります。
基本的には差し水面ですが、向かい風が強まるとセオリー通り「まくり」が増加しています。

そして、平和島はバック側での斜行しての締め付けに対する規制が厳しく（十分な距離がある場合はOK）、こちらもイン不利に働いています。

インが先に回っても、十分な距離が無いと差した後続艇をブロックできず、
２マークで大きく開いて差し返すか、ツケマイで回るしか逆転は難しいので不利。

２マークホーム側が狭いことによる事故防止策のようですが、これによりバックで内側が伸びて「差し」が決まりやすくなっています。
これが平和島の特徴の「差し水面」と「６コースの強さ」の一因です。

また、ピットから２マークまでの距離は１０８mで枠なり進入率は平均程度となっています。

平和島の水質・潮

水質は海水で、潮位の変化があります。

運河に位置する平和島には東京湾からの潮が入ってきており、満潮時には１マークがうねるとも。

ただし、選手インタビュー情報では、瀬戸内海の競艇場と違って大きな影響はないようです。

潮の情報は平和島オフィシャルサイトの出走表PDFオモテ面に記載されています。

風データ

平和島は風の影響が非常に大きい水面。

季節風の影響を受けやすく、バック側の高層ビルから吹き込む風もあり風の強弱・向きが不安定です。

風速５m以上が約３０％と強風が吹きやすい水面で、前半と後半で風向きが逆になっていることも。
平和島で勝つには、直前の風チェックが不可欠です。

風向き・風速別のコース成績データ

無風と左横風は各２％程度と少なく、右横風も１０％程度。
主に向かい風・追い風が多くなっています。

集計期間の平均以上を赤、平均未満を青で表しています。
集計期間：2016年〜

無風

向かい風

追い風

横風

平和島コース分析

決まり手

コース別成績・決まり手分析

１コース

１着率はワーストクラス。
優勝戦や記念レースでは１着率が上昇するものの、全国で比較すると下位です。

また、差し水面のため２・３着率は高く推移しています。

イン逃げ時の２着割合

データは3年間で集計。
１コース「抜き・恵まれ」は除外し、「逃げ」のみの２着割合と順位です。

平和島で強いアウトコース「１ー５６」割合が上位。

「１ー５６」は向かい風で上昇傾向。
回収率も高く推移しています。

追い風では特に「１ー２」割合が上昇。
舟が向き辛くなるため３・５のまくり差しが減ることや、インが向かい風時よりも溜めずにターンすることも多くなるため、２コースが差し続きやすくなっています。

１枠１コース進入時の出目データ

データは3年間で集計。
回収率75％以上を赤、占有率は平均以上を赤、平均未満を青で表しています。

インが弱いので全体的な占有率は低めですが、
「１ー６ー全」割合は高く、回収率も優秀です。

また、平和島はB1級がインに入る割合が高め。
当然イン逃げ率は低く、イン回収率自体は76%程度。

ただし、B1級は実力差が大きく、選手・機力によってはオッズ妙味があるレースも。
過小評価されているなら狙い目です。

イン１着率
A1：61.4%
A2：49.2%
B1：31.4%
B2：21.8%

２コース

１着率は例年上位。
優勝戦や記念レースでも同様です。

決まり手は「差し」が上位。

平和島の特徴「差し水面」の本領が発揮されるのは追い風時。
出足系統がポイントです。

３コース

１着率は平均〜上位で推移。
記念レースなどでも同様です。

決まり手では「まくり」が多く、
平和島らしく「差し」も上位です。

４コース

１着率はトップクラスで、平和島の展開の鍵を握るコース。
記念でも同様です。

向かい風が強まると更に成績が上昇します。

決まり手では「まくり」が多く、「差し」比率が高め。
スタート同体なら最内差しが基本となり、出足系統がポイントです。

５コース

１着率はトップクラス。
優勝戦や記念レースでも上位で推移しています。

２着率も比較的高く「１ー５」割合も上位です。

決まり手は「まくり差し」が多く、「差し」比率も高め。

５コースからのまくり差しは「５ー４」
差しは「５ー２３」の出現率が高くなる傾向があります。

風の影響もセンター同様に「強風時」「向かい風」で１着率が上昇。

センターが攻めやすい水面なので、展開が向く５コースは常に想定しておきたいですね。

６コース

１着率・三連対率ともにトップクラス。
記念レースなどでも上位です。

準優・優勝戦や記念レースではイン逃げ時の６絡みが高回収率で推移しています。

準優・優勝戦 分析

準優・優勝戦はイン１着率が上昇。
全国比較では下位ですが、平和島ではインから狙いやすい条件です。

準優勝戦

「オッズ１〜８番人気」で約50%決着しています。

( 集計期間：2016年～2024年 平和島準優勝戦　単位：％ )

準優は２コースの１着率がトップクラス。
「２ー１３４」が高回収率で推移しています。

３〜６コースも回収率の高い目が存在しますが、
当たりやすい「３４５６ー１ー全」は回収率が低くなっています。

イン逃げ時は５・６絡みが高回収率で推移。
３コースが外マイで２着確保するパターンもあり、優勝戦より「１ー３」割合が高くなっています。

優勝戦

「オッズ１〜８番人気」で約47%決着しています。

( 集計期間：2016年～2024年 平和島優勝戦　単位：％ )

準優より１・２コース１着率が低下。
全国比較では２・５・６コースがトップクラスです。

「まくり決着率」も準優より低下しています。

イン逃げ時は「１ー２」割合が低下。
インの足が仕上がっていることも多く、余裕を持って溜めてターンされると差し構える２コースは不利になることも。
また、１着狙いで３コースまくり差しが増えていることも２コース不利に働いています。

平和島の企画番組

平和島の企画番組は「５・８R」の２つ。
2023年開始のためデータはまだ少ないですが、本命決着が多い番組編成です。

５R【東京ベイランチ】

オーソドックスなイン優遇番組
約100Rの集計ではイン１着率74%程度で推移しています。

８R【ベイブレイク】

2023年10月開始の新企画番組。
１・４号艇にA級が入り、「１＝４」率が高い番組です。

まだデータは少ないですが、他場の「１・４号艇A級番組」の傾向から、B級２号艇の追走「１ー２」が狙い目。
また、「インがA2・４号艇がA1」という編成が多いので、「４ー１」が過剰に売れている面も。
「１ー４」も高回収率で推移しています。

平和島SG・G1データ

記念レースでの成績は「2016～2024年」に平和島で開催された15節で集計しています。

一般戦同様にインが弱く、他コースの１着率が上位。
コース幅が狭いため、６コース２・３着率がトップクラスで推移しています。

決まり手

イン逃げ時はアウトコース絡みが高回収率。
「２ー１＝全」も優秀で、出足・追い風などの条件次第では狙い目です。

また、記念レースだと少しの隙間を差したり内側が上手く残したりするので、特に３コースから外の１着時は複雑な展開になりがち。
「３ー５」「４ー２」「５ー３」など買い辛い目が高回収率で推移しています。