プレミアムG1・G1まとめ
ボートレースのグレードは5つ。
グレード | レース数 | 概要 |
---|---|---|
SG | 9 | グレード制の頂点 全選手の目標となる最高峰のレース |
(PG1) GⅠ |
約38 | SGに準ずる規模のレースはプレミアムG1と称される G1は主に競艇場の周年記念や地区別レース |
GⅡ | 約10 | A2級選手も参戦する準記念レース |
GⅢ | 約55 | プレミアムG1レースへの出走権を得るリーグ戦 協賛企業レース |
一般戦 | 約870 | 地元戦や企画レース、男女混合戦などバリエーションが豊富 |
この記事ではPG1・G1の概要や売上・優勝者・賞金額などをまとめています。

プレミアムG1
マスターズチャンピオン
ボートレース公式サイトより引用
- 45歳以上のベテランレーサーが集うレース
- 4月に開催
- 優勝賞金は1,100万円
50歳→48歳(2003年)→45歳(2018年)と下限年齢が引き下げられ、以前は5点台後半だった選考勝率のボーダーも6.5付近まで上昇。
(※勝率ボーダーはG3のマスターズリーグ優勝などの優先出場者を除く)
今村豊さんの活躍が目立った大会(10回中8回優出)で、近年は記念級レーサーが続々と出場しています。
そして、外枠なら確実に動いてくる選手も多く、進入争いの駆け引きを楽しめるのもマスターズチャンピオンの魅力です。
データを見てみると、場や水面状況によりますが、基本的にはインが弱め。
また、傾向とまでは言えないものの、普通はイン勝率が高くなる最終日もそこまで強くないので、インの過信は禁物ですね。
- 満45歳以上の勝率上位選手
- 前年のマスターズチャンピオン優勝者
- マスターズリーグ(G3)優勝者
- 開催場の希望出場選手
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2015 | 児島 | 今村 豊 | 逃げ |
2016 | びわこ | 田頭 実 | まくり(2コース) |
2017 | 津 | 今村 豊 | 逃げ |
2018 | 福岡 | 渡邉 英児 | 差し(2コース) |
2019 | 宮島 | 今垣 光太郎 | 逃げ |
2020 | 津 | 村田 修次 | 逃げ |
2021 | 下関 | 原田 幸哉 | まくり差し(3コース) |
2022 | 三国 | 上平 真二 | 差し(2コース) |
年 | 場 | 売上 | イン勝率 | 万舟率 |
---|---|---|---|---|
2015 | 児島 | 約56.5億 (¥5,645,782,800) |
56.9 | 18.1 |
2016 | びわこ | 約50.8億 (¥5,079,155,700) |
47.2 | 27.8 |
2017 | 津 | 約50.1億 (¥5,012,808,300) |
55.6 | 22.2 |
2018 | 福岡 | 約54.9億 (¥5,488,288,700) |
38.9 | 19.4 |
2019 | 宮島 | 約61.8億 (¥6,181,917,300) |
52.8 | 23.6 |
2020 | 津 | 約54.0億 (¥5,398,535,700) |
69.0 | 12.5 |
2021 | 下関 | 約103.9億 (¥1,039,779,100) |
58.3 | 20.8 |
2022 | 三国 | 約81.8億 (¥8,181,563,000) |
55.6 | 26.4 |
レディースチャンピオン
ボートレース公式サイトより引用
- 女子の勝率上位者が集うレース
- 8月上旬に開催
- 優勝賞金は1,100万円
女子2大レースの一つ。
レディースチャンピオンは「夏の女王」、クイーンズクライマックスは「冬の女王」と称されることもあります。
女子戦の特徴は下記の記事にまとめています。

- 前年のレディースチャンピオン優勝者
- レディースオールスター優勝者
- オールレディース(G3)優勝者
- 女子の勝率上位選手
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2015 | 丸亀 | 滝川 真由子 | 抜き |
2016 | 津 | 海野 ゆかり | 逃げ |
2017 | 芦屋 | 小野 生奈 | 逃げ |
2018 | 桐生 | 山川 美由紀 | 逃げ |
2019 | 蒲郡 | 大山 千広 | 逃げ |
2020 | 多摩川 | 平山 智加 | まくり(2コース) |
2021 | 浜名湖 | 遠藤 エミ | 逃げ |
2022 | 丸亀 | 香川 素子 | 恵まれ |
年 | 場 | 売上 | イン勝率 | 万舟率 |
---|---|---|---|---|
2015 | 丸亀 | 約71.9億 (¥7,188,403,100) |
43.1 | 31.9 |
2016 | 津 | 約58.1億 (¥5,812,322,400) |
58.3 | 16.7 |
2017 | 芦屋 | 約72.3億 (¥7,225,957,600) |
45.8 | 30.6 |
2018 | 桐生 | 約77.5億 (¥7,752,479,500) |
58.3 | 22.2 |
2019 | 蒲郡 | 約95.8億 (¥9,576,767,700) |
63.9 | 23.6 |
2020 | 多摩川 | 約115.1億 (¥11,512,250,700) |
48.6 | 15.3 |
2021 | 浜名湖 | 約103.2億 (¥10,316,270,400) |
51.4 | 16.7 |
2021 | 丸亀 | 約124.4億 (¥12,437,783,600) |
54.2 | 16.7 |
ヤングダービー
ボートレース公式サイトより引用
- 30歳未満の最強レーサーを決めるレース
- 若手の登竜門となるレースで、選手間の実力差が大きいのが特徴
- 9月に開催
- 優勝賞金は1,100万円
前身は「新鋭王座決定戦(デビュー6年未満が対象)」
勝率ボーダーが5点を下回る状況になったため、30歳未満に条件が緩和されました。
2021年のボーダーは5.38と低下傾向で、実力差が大きくなっています。
ヤング戦らしく想定外の展開も起きやすいですが、準優の5日目と最終日は意外とインが強い結果に。
ルーキー・ヤング戦についてはこちらの記事にまとめています。

- 満30歳未満の勝率上位選手
- 前年のヤングダービー優勝者
- イースタンヤング・ウエスタンヤング(G3)優勝者
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2014 | 戸田 | 桐生 順平 | 恵まれ |
2015 | 尼崎 | 松田 祐季 | 逃げ |
2016 | 常滑 | 松田 大志郎 | 逃げ |
2017 | 蒲郡 | 中田 竜太 | 逃げ |
2018 | 浜名湖 | 関 浩哉 | 逃げ |
2019 | 三国 | 永井 彪也 | 逃げ |
2020 | びわこ | 磯部 誠 | 差し(2コース) |
2021 | 徳山 | 羽野 直也 | 逃げ |
2022 | 多摩川 | 近江 翔吾 | 逃げ |
年 | 場 | 売上 | イン勝率 | 万舟率 |
---|---|---|---|---|
2014 | 戸田 | 約57.2億 (¥5,715,949,000) |
38.9 | 36.1 |
2015 | 尼崎 | 約55.6億 (¥5,561,651,300) |
62.5 | 20.8 |
2016 | 常滑 | 約48.6億 (¥4,861,786,000) |
56.9 | 20.8 |
2017 | 蒲郡 | 約62.7億 (¥6,273,808,400) |
56.9 | 22.2 |
2018 | 浜名湖 | 約51.3億 (¥5,127,947,400) |
54.2 | 22.2 |
2019 | 三国 | 約53.1億 (¥5,305,019,800) |
61.1 | 26.4 |
2020 | びわこ | 約77.4億 (¥7,741,573,700) |
56.9 | 18.1 |
2021 | 徳山 | 約75.3億 (¥7,529,260,400) |
59.7 | 13.9 |
2022 | 多摩川 | 約76.2億 (¥7,620,792,400) |
69.4 | 11.1 |
BBCトーナメント
ボートレース公式サイトより引用
- トーナメント方式で4日間開催
- 2019年に新設
- 12月上旬に開催
- 優勝賞金1,100万円
トーナメント方式で勝ち上がっていく一発勝負の4日間短期決戦。
「1回戦→準々決勝→準決勝→決勝戦」と進み、勝ち上がる条件は3着以内。
三連単から外れたら下位戦の「BBCシリーズ」に回るシステムです。
そして、決勝戦の艇番は節間成績の関係ない「あみだくじ」による抽選となっています。
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2019 | 平和島 | 田村 隆信 | 逃げ |
2020 | 若松 | 寺田 祥 | 逃げ |
2021 | 鳴門 | 丸野 一樹 | まくり差し(3コース) |
年 | 場 | 売上 | イン勝率 | 万舟率 |
---|---|---|---|---|
2019 | 平和島 | 約52.2億 (¥5,221,902,500) |
64.6 | 20.8 |
2020 | 若松 | 約87.2億 (¥8,723,767,300) |
66.7 | 16.7 |
2021 | 鳴門 | 約66.8億 (¥6,675,326,600) |
56.3 | 18.8 |
クイーンズクライマックス
ボートレース公式サイトより引用
- 女子の賞金ランキング上位が集うレース
- 最終日が大晦日になる日程で開催
- シリーズと同時開催
- 優勝賞金は1,500万円
創設時の名称は「賞金女王決定戦」
女子選手のグランプリで、出場資格は獲得賞金上位12名。
獲得賞金13位~54位の42名が競うシリーズと同時開催となっています。
女子戦の特徴は下記の記事にまとめています。

年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
第1回(2012) | 大村 | 三浦 永理 | まくり差し(3コース) |
第2回(2013) | 芦屋 | 平山 智加 | 逃げ |
第3回(2014) | 住之江 | 日高 逸子 | 逃げ |
第4回(2015) | 福岡 | 川野 芽唯 | 恵まれ |
第5回(2016) | 平和島 | 松本 晶恵 | 逃げ |
第6回(2017) | 大村 | 遠藤 エミ | 逃げ |
第7回(2018) | 平和島 | 松本 晶恵 | 逃げ |
第8回(2019) | 徳山 | 今井 美亜 | まくり差し(3コース) |
第9回(2020) | 浜名湖 | 平高 奈菜 | 逃げ |
第10回(2021) | 福岡 | 田口 節子 | まくり(2コース) |
年 | 場 | 売上 | イン勝率 | 万舟率 |
---|---|---|---|---|
2012 | 大村 | 約90.6億 (¥9,065,088,200) |
50.0 | 25.0 |
2013 | 芦屋 | 約79.5億 (¥7,950,777,100) |
40.3 | 31.9 |
2014 | 住之江 | 約106.4億 (¥10,644,700,400) |
56.3 | 19.4 |
2015 | 福岡 | 約91.9億 (¥9,195,114,900) |
52.8 | 11.1 |
2016 | 平和島 | 約98.8億 (¥9,882,600,900) |
38.9 | 29.2 |
2017 | 大村 | 約105.9億 (¥10,586,884,700) |
69.4 | 18.1 |
2018 | 平和島 | 約120.4億 (¥12,041,850,700) |
33.3 | 33.3 |
2019 | 徳山 | 約133.2億 (¥13,319,853,200) |
54.2 | 23.6 |
2020 | 浜名湖 | 約169.7億 (¥16,969,509,600) |
51.4 | 19.4 |
2021 | 福岡 | 約185.4億 (¥18,536,343,800) |
55.6 | 22.2 |
G1
周年記念
ボートレース公式サイトより引用
全24箇所の競艇場の開設記念で開催されるG1レース。
4月から翌年3月末までの「年度」で区切られているため、年間で2度開催されるケースも。
選考基準は主催者推薦の原則A1級選手ですが、地元支部の注目ルーキー選手が入ることもあります。
場 | 名称 |
---|---|
桐生 | 赤城雷神杯 |
戸田 | 戸田プリムローズ |
江戸川 | 江戸川大賞 |
平和島 | トーキョーベイカップ |
多摩川 | ウェイキーカップ |
浜名湖 | 浜名湖賞 |
蒲郡 | オールジャパン竹島特別 |
常滑 | トコタンキング決定戦 |
津 | ツッキー王座決定戦 |
三国 | 北陸艇王決戦 |
びわこ | びわこ大賞 |
住之江 | 太閤賞 |
尼崎 | 尼崎センプルカップ |
鳴門 | 大渦大賞 |
丸亀 | 京極賞 |
児島 | 児島キングカップ |
宮島 | 宮島チャンピオンカップ |
徳山 | 徳山クラウン争奪戦 |
下関 | 競帝王決定戦 |
若松 | 全日本覇者決定戦 |
芦屋 | 全日本王座決定戦 |
福岡 | 福岡チャンピオンカップ |
唐津 | 全日本王者決定戦 |
大村 | 海の王者決定戦 |
地区別選手権
ボートレース公式サイトより引用
- 当該地区の支部に所属している選手が競う
- 開催時期は2月
優勝者には3月に開催されるクラシック(SG)への出場権が与えられる地区別競争。
関東・東海・近畿・四国・中国・九州の6地区の競艇場が持ち回りで開催されます。
G1の中では比較的メンバーの実力差があり、G1初出場や初優勝も多いレースです。
ダイヤモンドカップ
ボートレース公式サイトより引用
- 競艇場施設の改善リニューアルを記念して行われるレース
主に地元地区のA1級選手が斡旋
年に2~3回開催されることが多く、開催時期などは不定期です。
高松宮記念
ボートレース公式サイトより引用
- 主催者推薦の原則A1級選手が集う
- 9月下旬に住之江で開催
住之江に来場された高松宮宣仁親王から下賜(かし)された優勝杯をもとに設立されたレース。
大阪支部のレーサーが多く出場し、活躍が目立つ大会でもあります。
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2015 | 住之江 | 田中 信一郎 | 逃げ |
2016 | 住之江 | 篠崎 元志 | 逃げ |
2017 | 住之江 | 吉田 拡郎 | 恵まれ |
2018 | 住之江 | 濱野谷 憲吾 | 逃げ |
2019 | 住之江 | 石野 貴之 | 逃げ |
2020 | 住之江 | 原田 幸哉 | まくり差し |