【競艇】ボートレースのSGレース情報まとめ

【競艇】ボートレースSGとは

ボートレースのグレード制

ボートレースのグレードは5つに分けられています。

ボートレースのグレード制
グレード レース数 概要
SG 9 グレード制の頂点
全選手の目標となる最高峰のレース
(PG1)
GⅠ
約38 SGに準ずる規模のレースはプレミアムG1と称される
G1は主に競艇場の周年記念や地区別レース
GⅡ 約10 A2級選手も参戦する準記念レース
GⅢ 約55 プレミアムG1レースへの出走権を得るリーグ戦
協賛企業レース
一般戦 約870 地元戦や企画レース、男女混合戦などバリエーションが豊富

 

この記事ではSG(スペシャルグレード)の概要や売上・優勝者・賞金額などをまとめています。

 

【競艇】ボートレースのG1・プレミアムG1とは 【競艇】ボートレースのG1・プレミアムG1情報まとめ

SG

ボートレースクラシック

ボートレースクラシック画像

ボートレース公式サイトより引用

クラシックのポイント
  • 選考基準に「優勝」が問われるレース
  • 5大SG(グランデ5)の一つ
  • 3月に開催
  • 優勝賞金は3,900万円

一般戦で優勝回数を稼いだ選手が伏兵となることも多いクラシック。

優先出場以外の条件は、優勝回数5~6回が例年のボーダーとなっています。

選考基準・条件
  • A1~B2まで全ランクの選手が対象
  • 前年のクラシック優勝者
  • 前年のグランプリ優勝戦出場者
  • 前年のSG~G2レースの優勝者
  • 例年2月に開催されるG1「地区選手権」の優勝者
  • 一般戦の優勝回数上位者

 

2015年以降の歴代優勝者
選手 決まり手
2015 尼崎 松井 繁 逃げ
2016 平和島 坪井 康晴 逃げ
2017 児島 桐生 順平 逃げ
2018 浜名湖 井口 佳典 まくり(2コース)
2019 戸田 吉川 元浩 逃げ
2020 平和島 吉川 元浩 逃げ
2021 福岡 石野 貴之 逃げ
2022 大村 遠藤 エミ 逃げ
ボートレースクラシックの売上・イン勝率
売上 イン勝率 万舟率
2015 尼崎 約86.1億
(¥8,607,350,200)
62.5 15.3
2016 平和島 約89.9億
(¥8,995,173,000)
52.8 23.6
2017 児島 約85.7億
(¥8,572,904,000)
62.5 19.4
2018 浜名湖 約93.8億
(¥9,379,907,200)
51.4 19.4
2019 戸田 約104.5億
(¥10,450,987,700)
50.0 26.4
2020 平和島 約68.4億
(¥6,844,620,700)
51.4 25.0
2021 福岡 約131.2億
(¥13,127,501,800)
61.1 22.2
2022 大村 約174.3億
(¥17,433,620,300)
66.7 20.8

 

優勝戦の賞金(クラシック)
着順 賞金
1着 3,900万円
2着 1,650万円
3着 1,050万円
4着 800万円
5着 700万円
6着 650万円

 

 

ボートレースオールスター

ボートレースオールスター画像

ボートレース公式サイトより引用

オールスター
  • ファン投票によって参加選手が決まる
  • 初日12Rのドリーム戦は獲得投票上位6名
  • 5大SG(グランデ5)の一つ
  • 5月下旬に開催
  • 優勝賞金は3,900万円

人気と実力を兼ね備えた選手が集うオールスター。
初日の最終第12Rに行なわれるドリーム戦の枠番は獲得票数順となっています。

 

2015年から5年連続で峰竜太選手が1位です。
2021年は女子トップの大山千広選手を抑えて、艇界のエンターテイナー西山貴浩選手が2位。

また、女子選手の出場が最も多いSGでもありますが、「A1級選手の男女人数比率」の規定があるため上限は8人程度。
純粋に票数だけで選出すると毎年14~15名は女子が入ることになります。

 

歴代のオールスター順位は以下の記事にまとめています。

歴代ボートレースオールスター投票結果まとめ 【競艇】歴代ボートレースオールスター投票結果・順位まとめ
選考基準・条件
  • 前期A1級選手が条件
  • 前年のオールスター優勝者
  • 前年のグランプリ優勝戦出場者
  • 直前のSG(クラシック)優勝者
  • 委員会推薦選手
  • ファン投票上位選手

 

2015年以降の歴代優勝者
選手 決まり手
2015 大村 山崎 智也 逃げ
2016 尼崎 平本 真之 逃げ
2017 福岡 石野 貴之 逃げ
2018 尼崎 中島 孝平 逃げ
2019 福岡 吉川 元浩 逃げ
2020 住之江 篠崎 仁志 逃げ
2021 若松 峰 竜太 逃げ
2022 宮島 原田 幸哉 まくり差し(3コース)
ボートレースオールスターの売上・イン勝率
売上 イン勝率 万舟率
2015 大村 約97.8億
(¥9,776,400,200)
61.1 13.9
2016 尼崎 約88.3億
(¥8,834,193,200)
56.9 18.1
2017 福岡 約93.0億
(¥9,300,029,900)
51.4 20.8
2018 尼崎 約89.0億
(¥8,900,627,500)
62.5 19.4
2019 福岡 約107.7億
(¥10,772,289,800)
50.0 22.2
2020 住之江 約152.4億
(¥15,245,469,800)
73.6 11.1
2021 若松 約188.3億
(¥18,832,716,200)
55.6 26.4
2022 宮島 約145.8億
(¥14,585,714,700)
59.7 15.3

 

優勝戦の賞金(オールスター)
着順 賞金
1着 3,900万円
2着 1,650万円
3着 1,050万円
4着 800万円
5着 700万円
6着 650万円

 

 

 

グランドチャンピオン

グランドチャンピオン画像

ボートレース公式サイトより引用

グランドチャンピオン
  • SGで活躍した選手が集うレース
  • 6月下旬に開催
  • 優勝賞金は3,300万円

5大SG(クラシック・オールスター・メモリアル・ダービー・グランプリ)にはカウントされていませんが、SGの成績上位者のみが出場できる「SGの中のSG」

他のSGの優勝戦に進むと、クラシック出場が一発当確となります。

また、選出順位はSGでの得点順となっているため、フライングなどの事故点も計算に含まれています。

選考基準・条件
  • A1級が条件
  • 前年のグラチャン優勝者
  • 前年のグランプリ優勝戦出場者
  • 直前のSG(オールスター)優勝者
  • 期間(4/1~3/31)中のSG優勝戦出場者
  • 期間(4/1~3/31)中のSG予選得点上位選手

 

2015年以降の歴代優勝者
選手 決まり手
2015 宮島 山崎 智也 逃げ
2016 蒲郡 山崎 智也 まくり(4コース)
2017 鳴門 石野 貴之 逃げ
2018 徳山 白井 英治 逃げ
2019 多摩川 柳沢 一 逃げ
2020 宮島 徳増 秀樹 逃げ
2021 児島 前本 泰和 逃げ
2022 唐津 池田 浩二 抜き
グランドチャンピオンの売上・イン勝率
売上 イン勝率 万舟率
2015 宮島 約93.2億
(¥9,317,680,900)
59.7 20.8
2016 蒲郡 約113.0億
(¥11,300,049,700)
59.7 23.6
2017 鳴門 約92.2億
(¥9,215,917,700)
56.9 29.2
2018 徳山 約92.1億
(¥9,205,230,500)
65.3 12.5
2019 多摩川 約106.5億
(¥10,656,240,500)
63.9 20.8
2020 宮島 約146.5億
(¥14,651,611,900)
55.6 23.6
2021 児島 約150.7億
(¥15,071,664,500)
70.8 25.0
2022 唐津 約138.6億
(¥13,860,295,600)
62.5 13.9

 

優勝戦の賞金(グランドチャンピオン)
着順 賞金
1着 3,300万円
2着 1,200万円
3着 850万円
4着 700万円
5着 650万円
6着 600万円

 

 

オーシャンカップ

オーシャンカップ画像

ボートレース公式サイトより引用

オーシャンカップ
  • G1・G2で活躍した選手が集うレース
  • A1~B2まで全ランクの選手が対象
  • 7月下旬に開催
  • 優勝賞金は3,300万円

「海の日」を記念して創設されたオーシャンカップ。

G1・G2の優勝戦が対象のため、初出場選手が多くなる傾向があります。

選考基準・条件
  • 前年のオーシャンカップ優勝者
  • 前年のグランプリ優勝戦出場者
  • 直前のSG(グラチャン)優勝者
  • 期間(5/1~4/30)中のG1・G2優勝戦得点上位選手

 

2015年以降の歴代優勝者
選手 決まり手
2015 三国 石野 貴之 逃げ
2016 鳴門 石野 貴之 差し(3コース)
2017 丸亀 峰 竜太 逃げ
2018 若松 毒島 誠 まくり(2コース)
2019 常滑 瓜生 正義 逃げ
2020 鳴門 峰 竜太 差し(4コース)
2021 芦屋 濱野谷 憲吾 逃げ
2022 尼崎 椎名 豊 逃げ

 

オーシャンカップの売上・イン勝率
売上 イン勝率 万舟率
2015 三国 約90.8億
(¥9,082,831,700)
50.0 26.4
2016 鳴門 約85億
(¥8,504,289,200)
55.6 30.6
2017 丸亀 約116.9億
(¥11,694,970,500)
65.3 19.4
2018 若松 約108.2億
(¥10,815,384,700)
63.9 22.2
2019 常滑 約118.8億
(¥11,885,864,700)
62.5 20.8
2020 鳴門 約152.3億
(¥15,229,686,500)
63.9 23.6
2021 芦屋 約151億
(¥15,097,600,900)
64.8 15.5
2022 尼崎 約141.3億
(¥14,133,148,100)
59.7 23.6

 

優勝戦の賞金(オーシャンカップ)
着順 賞金
1着 3,300万円
2着 1,200万円
3着 850万円
4着 700万円
5着 650万円
6着 600万円

 

 

 

ボートレースメモリアル

ボートレースメモリアル画像

ボートレース公式サイトより引用

ボートレースメモリアルとは
  • 各競艇場のスター選手が集うレース
  • 5大SG(グランデ5)の一つ
  • 8月下旬に開催
  • 優勝賞金は3,900万円

全ての支部から選手が参戦し、レース場を代表して戦うボートレースメモリアル。
過去10年はすべてナイター開催です。

支部の規模によって出場の難易度が変わってくる選考基準となっています。

選考基準・条件
  • A1級が条件
  • 前年のメモリアル優勝者
  • 前年のグランプリ優勝戦出場者
  • 直前のSG(オーシャンカップ)優勝者
  • 開催場を除く23場の推薦選手(各2名)
  • 開催場の希望出場選手

 

2015年以降の歴代優勝者
選手 決まり手
2015 蒲郡 篠崎 元志 抜き(2コース)
2016 桐生 菊地 孝平 抜き(2コース)
2017 若松 寺田 祥 逃げ
2018 丸亀 毒島 誠 逃げ
2019 大村 毒島 誠 逃げ
2020 下関 寺田 祥 逃げ
2021 蒲郡 原田 幸哉 逃げ
2022 浜名湖 片岡 雅裕 恵まれ
ボートレースメモリアルの売上・イン勝率
売上 イン勝率 万舟率
2015 蒲郡 約107億
(¥10,701,390,300)
52.8 19.4
2016 桐生 約96.2億
(¥9,615,306,600)
55.6 22.2
2017 若松 約110.3億
(¥11,034,399,700)
61.1 19.4
2018 丸亀 約114.4億
(¥11,440,104,800)
56.9 16.7
2019 大村 約131.9億
(¥13,191,830,100)
61.1 12.5
2020 下関 約179.6億
(¥17,958,218,000)
70.8 19.4
2021 蒲郡 約195.1億
(¥19,511,224,000)
56.9 26.4
2022 浜名湖 約133.4億
(¥13,343,227,400)
75.0 13.9

 

優勝戦の賞金(メモリアル)
着順 賞金
1着 3,900万円
2着 1,650万円
3着 1,050万円
4着 800万円
5着 700万円
6着 650万円

 

 

ボートレースダービー

ボートレースダービー画像

ボートレース公式サイトより引用

ダービー
  • 勝率上位選手が集うレース
  • 5大SG(グランデ5)の一つ
  • 10月下旬に開催
  • 優勝集金は3,900万円

最も歴史があるSGであり、「勝率」が基準の最高峰のレース。
2020年の勝率ボーダーは「7.19」でした。

今村豊さんも「ダービーこそが日本一を決める大会」と評されています。

例えば、SGの予選をみんな2着でクリアして、優勝戦だけ1着になる。
これを年間6回やれれば、年にたった6勝しかしてないのに、確実に賞金王になれますね。
記念のパーフェクト優勝を、たとえ6回やっても、かなわない。どっちが価値があると思いますか?出るメンバーはほとんど同じなんですよ。
僕が勝率に重きをおいているのは、勝率はそういう意味で全部の積み重ねだからです。
ダービーに勝つのが、真のNo.1だから。ダービーの勝者こそがトップなんです(今村)

今村豊 引退特設サイトより引用

 

選考基準・条件
  • 前年のダービー優勝者
  • 前年のグランプリ優勝戦出場者
  • 直前のSG(メモリアル)優勝者
  • 期間(8/1~7/31)中の勝率上位選手

 

2015年以降の歴代優勝者
選手 決まり手
2015 浜名湖 守田 俊介 逃げ
2016 福岡 瓜生 正義 逃げ
2017 平和島 深川 真二 差し(2コース)
2018 蒲郡 守田 俊介 逃げ
2019 児島 毒島 誠 逃げ
2020 大村 深谷 知博 逃げ
2021 平和島 平本 真之 逃げ
2022 常滑 馬場 貴也 差し
ボートレースダービーの売上・イン勝率
売上 イン勝率 万舟率
2015 浜名湖 約81.6億
(¥8,160,416,300)
56.3 20.8
2016 福岡 約84.5億
(¥8,445,835,800)
52.8 20.8
2017 平和島 約85.7億
(¥8,574,191,500)
59.7 23.6
2018 蒲郡 約118.3億
(¥11,831,679,900)
50.0 27.8
2019 児島 約106億
(¥10,607,105,100)
66.7 18.1
2020 大村 約172.5億
(¥17,250,211,200)
62.5 22.2
2021 平和島 約138.8億
(¥13,877,891,000)
54.2 18.1
2022 常滑 約118.1億
(¥11,807,345,800)
75.0 13.9

 

優勝戦の賞金(ダービー)
着順 賞金
1着 3,900万円
2着 1,650万円
3着 1,050万円
4着 800万円
5着 700万円
6着 650万円

 

 

 

チャレンジカップ

チャレンジカップ(競艇)画像

ボートレース公式サイトより引用

チャレンジカップ
  • 獲得賞金上位選手が集い、グランプリ出場の勝負駆けとなるレース
  • 11月下旬に開催
  • レディースチャレンジカップ(G2)と同時開催
  • 優勝賞金は3,300万円

男女・級を問わず、獲得賞金上位の選手(34名)が集い、賞金争いのラスト勝負となるチャレンジカップ。

以前は優勝してもグランプリ出場ができないケースが起こり得ましたが、現在は改善されています。

 

2015年以降の歴代優勝者
選手 決まり手
2015 芦屋 笠原 亮 逃げ
2016 大村 石野 貴之 逃げ
2017 下関 毒島 誠 逃げ
2018 芦屋 馬場 貴也 逃げ
2019 桐生 石野 貴之 逃げ
2020 蒲郡 毒島 誠 逃げ
2021 多摩川 辻 栄蔵 逃げ
2022 なると 深谷 知博 抜き
チャレンジカップの売上・イン勝率
売上 イン勝率 万舟率
2015 芦屋 約87.9億
(¥8,792,670,800)
61.7 20.8
2016 大村 約86.1億
(¥8,611,864,800)
59.6 18.1
2017 下関 約107.5億
(¥10,748,754,300)
68.1 18.1
2018 芦屋 約100.4億
(¥10,037,125,900)
68.1 18.1
2019 桐生 約117.0億
(¥11,704,014,700)
55.3 12.5
2020 蒲郡 約172.0億
(¥17,201,240,800)
63.8 22.2
2021 多摩川 約142.7億
(¥14,268,295,200)
63.9 19.4
2022 なると 約128.0億
(¥12,803,803,200)
56.9 22.2

 

優勝戦の賞金(チャレンジカップ)
着順 賞金
1着 3,300万円
2着 1,200万円
3着 850万円
4着 700万円
5着 650万円
6着 600万円

 

 

グランプリシリーズ

ボートレースグランプリシリーズ画像

ボートレース公式サイトより引用

グランプリシリーズ
  • グランプリに出場できなかった獲得賞金19~60位の選手によるレース
  • グランプリと同時開催
  • 優勝賞金は1,700万円

シリーズ戦は賞金ランキング19〜60位の42選手。

モーターも2連対立19番以下の中堅〜下位機で抽選されます。
グランプリ以上にモーター差が大きく、成績に直結しやすいと言えます。

 

シリーズ戦のポイントは、トライアル1st敗退からシリーズに転戦する選手のアドバンテージが大きいこと。

モーター上位機を使用していることに加え、トライアル1stと3日目に行われる「シリーズ復活戦」は得点率が優遇されています。

準優勝戦までは高確率で乗ってくるので、得点率や勝負駆けの選手を把握しておきたいですね。

2015年以降の歴代優勝者
選手 決まり手
2015 住之江 長田 頼宗 逃げ
2016 住之江 今垣 光太郎 逃げ
2017 住之江 新田 雄史 逃げ
2018 住之江 平尾 崇典 逃げ
2019 住之江 馬場 貴也 まくり差し(3コース)
2020 平和島 深川 真二 差し(2コース)
2021 住之江 新田 雄史 まくり差し(3コース)
2022 大村 宮地 元輝 まくり差し(3コース)

 

優勝戦の賞金(シリーズ)
着順 賞金
1着 1,700万円
2着 720万円
3着 470万円
4着 370万円
5着 330万円
6着 300万円

 

 

グランプリ

ボートレースグランプリ画像

ボートレース公式サイトより引用

グランプリ
  • 賞金1億円を賭けた特別なレース
  • 5大SG(グランデ5)の一つ
  • トライアル1st・トライアル2ndの2ラウンド制

グランプリのスケジュール

初日~4日目

R 番組
1~10 シリーズ予選
11 GPトライアル
12 GPトライアル

 

5日目

R 番組
1~7 シリーズ一般戦
シリーズ準優勝戦
シリーズ準優勝戦
10 シリーズ準優勝戦
11 GPトライアル
12 GPトライアル

 

最終日

R 番組
1~9 シリーズ一般戦
10 順位決定戦
11 シリーズ優勝戦
12 賞金王決定戦

 

 

グランプリはトライアル1st・トライアル2ndの2ラウンド制。

計12R、各選手は1日1Rしか走れないため超短期決戦のレースです。

 

また、モーターの抽選がランキング上位と下位に分けられていることに加え、抽選による艇番レースがあるのもグランプリ独特。
2017年のグランプリでは桐生選手が2連続で1号艇を引き、その勢いに乗って優勝しており「ヒキ」の要素が大きいレースとも言えます。

 

トライアル1st   (1・2日目)

トライアル1stは賞金ランキング7位~18位の計12名の選手。
モーターとボートも2連対率7〜18番目から抽選されます。

艇番は1回戦が賞金ランキング順、2回戦は抽選です。

 

そして、得点率上位6選手が3日目のトライアル2ndへ進出。
下位6選手がシリーズ戦に転戦します。

 

トライアルのポイント

基本的には1着を1回取れば、次のレースが6着でも無事故完走で2nd進出当確となっています。
短期決戦ゆえに得点率はしっかり確認しておきたいですね。

 

また、以前から問題になっているのが「選手責任外の失格」

他の艇の転覆や不良航法に巻き込まれて転覆した場合、失格となり得点は0点。
一発で2nd進出の可能性が消えてしまうので、6着の得点を与えるなど改善して欲しい部分です。

 

トライアル2nd  (3~5日目)

3日目のトライアル2ndから賞金ランキング1〜6位の選手がオレンジモーターを手に参戦。

2日間を調整に充てることができ、2ndの1回戦1〜3号艇はランキング順に入れるアドバンテージがあります。

 

4・5日目の2・3回戦の艇番は抽選で決まり、2nd上位の6選手が優勝戦、下位6選手が順位決定戦に進みます。

 

 

2014年以降の歴代優勝者
選手 決まり手
2014 平和島 茅原 悠紀 差し(6コース)
2015 住之江 山崎 智也 逃げ
2016 住之江 瓜生 正義 逃げ
2017 住之江 桐生 順平 逃げ
2018 住之江 峰 竜太 逃げ
2019 住之江 石野 貴之 逃げ
2020 平和島 峰 竜太 逃げ
2021 住之江 瓜生 正義 まくり(3コース)
2022 大村 白井 英治 逃げ
グランプリの売上・イン勝率
売上 イン勝率 万舟率
2015 住之江 約149.7億
(¥14,968,643,500)
75.0 16.7
2016 住之江 約148.3億
(¥14,829,256,000)
58.3 25.0
2017 住之江 約153.3億
(¥15,330,804,600)
58.3 16.7
2018 住之江 約169.6億
(¥16,964,344,300)
66.7 16.7
2019 住之江 約204.7億
(¥20,475,355,400)
75.0 25.0
2020 平和島 約207.3億
(¥20,734,994,600)
75.0 16.7
2021 住之江 約240.8億
(¥24,075,164,000)
56.9 25.4
2022 大村 約259.7億
(¥25,969,355,000)
73.6 15.3

 

優勝戦の賞金(グランプリ)
着順 賞金
1着 1億円
2着 4,700万円
3着 3,300万円
4着 2,400万円
5着 2,200万円
6着 2,000万円

 

 

GRANDE5・グランドスラムとは

GRADE5(グランデ5)とは5大SG「クラシック・オールスター・メモリアル・ダービー・グランプリ」の称号。

5つ全てを制覇したグランドスラマーには3億円相当のインゴットが贈呈されます。

 

2022年現在、偉業達成に近いのは石野貴之選手。

残り2つ(メモリアル・ダービー)を制すれば初のグランデ5の称号を獲得できます。

残り3つの選手も6名存在します。
(山崎智也・瓜生正義・吉川元浩・菊地孝平・毒島誠・桐生順平選手)

 

ただし、グランデ5は創設された2013年以前のSG制覇はカウントされていません。

2013年以前を含めれば池田浩二選手は5大SG+グランドチャンピオン・グランプリシリーズを制覇しているので、あとはオーシャンカップとチャレンジカップを残すのみ。

SGが9つになってからは前人未到のグランドスラムに一番近い選手です。

ちなみに、過去のSGの数が5〜7冠時代は野中和夫選手が3度のグランドスラム達成。
SG17制覇、最高勝率歴代1位の9.53など、さすがモンスターですね。