ボートレースのグレード制
ボートレースのグレードは5つに分けられています。
グレード | レース数 | 概要 |
---|---|---|
SG | 9 | グレード制の頂点 全選手の目標となる最高峰のレース |
(PG1) GⅠ |
約38 | SGに準ずる規模のレースはプレミアムG1と称される G1は主に競艇場の周年記念や地区別レース |
GⅡ | 約10 | A2級選手も参戦する準記念レース |
GⅢ | 約55 | プレミアムG1レースへの出走権を得るリーグ戦 協賛企業レース |
一般戦 | 約870 | 地元戦や企画レース、男女混合戦などバリエーションが豊富 |
この記事ではSG(スペシャルグレード)の概要や売上・優勝者・賞金額などをまとめています。

目次
SG
ボートレースクラシック
ボートレース公式サイトより引用
- 選考基準に「優勝」が問われるレース
- 5大SG(グランデ5)の一つ
- 3月に開催
- 優勝賞金は3,900万円
一般戦で優勝回数を稼いだ選手が伏兵となることも多いクラシック。
優先出場以外の条件は、優勝回数5~6回が例年のボーダーとなっています。
- A1~B2まで全ランクの選手が対象
- 前年のクラシック優勝者
- 前年のグランプリ優勝戦出場者
- 前年のSG~G2レースの優勝者
- 例年2月に開催されるG1「地区選手権」の優勝者
- 一般戦の優勝回数上位者
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2015 | 尼崎 | 松井 繁 | 逃げ |
2016 | 平和島 | 坪井 康晴 | 逃げ |
2017 | 児島 | 桐生 順平 | 逃げ |
2018 | 浜名湖 | 井口 佳典 | まくり(2コース) |
2019 | 戸田 | 吉川 元浩 | 逃げ |
2020 | 平和島 | 吉川 元浩 | 逃げ |
2021 | 福岡 | 石野 貴之 | 逃げ |
2022 | 大村 | 遠藤 エミ | 逃げ |
年 | 場 | 売上 | イン勝率 | 万舟率 |
---|---|---|---|---|
2015 | 尼崎 | 約86.1億 (¥8,607,350,200) |
62.5 | 15.3 |
2016 | 平和島 | 約89.9億 (¥8,995,173,000) |
52.8 | 23.6 |
2017 | 児島 | 約85.7億 (¥8,572,904,000) |
62.5 | 19.4 |
2018 | 浜名湖 | 約93.8億 (¥9,379,907,200) |
51.4 | 19.4 |
2019 | 戸田 | 約104.5億 (¥10,450,987,700) |
50.0 | 26.4 |
2020 | 平和島 | 約68.4億 (¥6,844,620,700) |
51.4 | 25.0 |
2021 | 福岡 | 約131.2億 (¥13,127,501,800) |
61.1 | 22.2 |
2022 | 大村 | 約174.3億 (¥17,433,620,300) |
66.7 | 20.8 |
着順 | 賞金 |
---|---|
1着 | 3,900万円 |
2着 | 1,650万円 |
3着 | 1,050万円 |
4着 | 800万円 |
5着 | 700万円 |
6着 | 650万円 |
ボートレースオールスター
ボートレース公式サイトより引用
- ファン投票によって参加選手が決まる
- 初日12Rのドリーム戦は獲得投票上位6名
- 5大SG(グランデ5)の一つ
- 5月下旬に開催
- 優勝賞金は3,900万円
人気と実力を兼ね備えた選手が集うオールスター。
初日の最終第12Rに行なわれるドリーム戦の枠番は獲得票数順となっています。
2015年から5年連続で峰竜太選手が1位です。
2021年は女子トップの大山千広選手を抑えて、艇界のエンターテイナー西山貴浩選手が2位。
また、女子選手の出場が最も多いSGでもありますが、「A1級選手の男女人数比率」の規定があるため上限は8人程度。
純粋に票数だけで選出すると毎年14~15名は女子が入ることになります。
歴代のオールスター順位は以下の記事にまとめています。

- 前期A1級選手が条件
- 前年のオールスター優勝者
- 前年のグランプリ優勝戦出場者
- 直前のSG(クラシック)優勝者
- 委員会推薦選手
- ファン投票上位選手
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2015 | 大村 | 山崎 智也 | 逃げ |
2016 | 尼崎 | 平本 真之 | 逃げ |
2017 | 福岡 | 石野 貴之 | 逃げ |
2018 | 尼崎 | 中島 孝平 | 逃げ |
2019 | 福岡 | 吉川 元浩 | 逃げ |
2020 | 住之江 | 篠崎 仁志 | 逃げ |
2021 | 若松 | 峰 竜太 | 逃げ |
2022 | 宮島 | 原田 幸哉 | まくり差し(3コース) |
年 | 場 | 売上 | イン勝率 | 万舟率 |
---|---|---|---|---|
2015 | 大村 | 約97.8億 (¥9,776,400,200) |
61.1 | 13.9 |
2016 | 尼崎 | 約88.3億 (¥8,834,193,200) |
56.9 | 18.1 |
2017 | 福岡 | 約93.0億 (¥9,300,029,900) |
51.4 | 20.8 |
2018 | 尼崎 | 約89.0億 (¥8,900,627,500) |
62.5 | 19.4 |
2019 | 福岡 | 約107.7億 (¥10,772,289,800) |
50.0 | 22.2 |
2020 | 住之江 | 約152.4億 (¥15,245,469,800) |
73.6 | 11.1 |
2021 | 若松 | 約188.3億 (¥18,832,716,200) |
55.6 | 26.4 |
2022 | 宮島 | 約145.8億 (¥14,585,714,700) |
59.7 | 15.3 |
着順 | 賞金 |
---|---|
1着 | 3,900万円 |
2着 | 1,650万円 |
3着 | 1,050万円 |
4着 | 800万円 |
5着 | 700万円 |
6着 | 650万円 |
グランドチャンピオン
ボートレース公式サイトより引用
- SGで活躍した選手が集うレース
- 6月下旬に開催
- 優勝賞金は3,300万円
5大SG(クラシック・オールスター・メモリアル・ダービー・グランプリ)にはカウントされていませんが、SGの成績上位者のみが出場できる「SGの中のSG」
他のSGの優勝戦に進むと、クラシック出場が一発当確となります。
また、選出順位はSGでの得点順となっているため、フライングなどの事故点も計算に含まれています。
- A1級が条件
- 前年のグラチャン優勝者
- 前年のグランプリ優勝戦出場者
- 直前のSG(オールスター)優勝者
- 期間(4/1~3/31)中のSG優勝戦出場者
- 期間(4/1~3/31)中のSG予選得点上位選手
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2015 | 宮島 | 山崎 智也 | 逃げ |
2016 | 蒲郡 | 山崎 智也 | まくり(4コース) |
2017 | 鳴門 | 石野 貴之 | 逃げ |
2018 | 徳山 | 白井 英治 | 逃げ |
2019 | 多摩川 | 柳沢 一 | 逃げ |
2020 | 宮島 | 徳増 秀樹 | 逃げ |
2021 | 児島 | 前本 泰和 | 逃げ |
2022 | 唐津 | 池田 浩二 | 抜き |
年 | 場 | 売上 | イン勝率 | 万舟率 |
---|---|---|---|---|
2015 | 宮島 | 約93.2億 (¥9,317,680,900) |
59.7 | 20.8 |
2016 | 蒲郡 | 約113.0億 (¥11,300,049,700) |
59.7 | 23.6 |
2017 | 鳴門 | 約92.2億 (¥9,215,917,700) |
56.9 | 29.2 |
2018 | 徳山 | 約92.1億 (¥9,205,230,500) |
65.3 | 12.5 |
2019 | 多摩川 | 約106.5億 (¥10,656,240,500) |
63.9 | 20.8 |
2020 | 宮島 | 約146.5億 (¥14,651,611,900) |
55.6 | 23.6 |
2021 | 児島 | 約150.7億 (¥15,071,664,500) |
70.8 | 25.0 |
2022 | 唐津 | 約138.6億 (¥13,860,295,600) |
62.5 | 13.9 |
着順 | 賞金 |
---|---|
1着 | 3,300万円 |
2着 | 1,200万円 |
3着 | 850万円 |
4着 | 700万円 |
5着 | 650万円 |
6着 | 600万円 |
オーシャンカップ
ボートレース公式サイトより引用
- G1・G2で活躍した選手が集うレース
- A1~B2まで全ランクの選手が対象
- 7月下旬に開催
- 優勝賞金は3,300万円
「海の日」を記念して創設されたオーシャンカップ。
G1・G2の優勝戦が対象のため、初出場選手が多くなる傾向があります。
- 前年のオーシャンカップ優勝者
- 前年のグランプリ優勝戦出場者
- 直前のSG(グラチャン)優勝者
- 期間(5/1~4/30)中のG1・G2優勝戦得点上位選手
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2015 | 三国 | 石野 貴之 | 逃げ |
2016 | 鳴門 | 石野 貴之 | 差し(3コース) |
2017 | 丸亀 | 峰 竜太 | 逃げ |
2018 | 若松 | 毒島 誠 | まくり(2コース) |
2019 | 常滑 | 瓜生 正義 | 逃げ |
2020 | 鳴門 | 峰 竜太 | 差し(4コース) |
2021 | 芦屋 | 濱野谷 憲吾 | 逃げ |
2022 | 尼崎 | 椎名 豊 | 逃げ |
年 | 場 | 売上 | イン勝率 | 万舟率 |
---|---|---|---|---|
2015 | 三国 | 約90.8億 (¥9,082,831,700) |
50.0 | 26.4 |
2016 | 鳴門 | 約85億 (¥8,504,289,200) |
55.6 | 30.6 |
2017 | 丸亀 | 約116.9億 (¥11,694,970,500) |
65.3 | 19.4 |
2018 | 若松 | 約108.2億 (¥10,815,384,700) |
63.9 | 22.2 |
2019 | 常滑 | 約118.8億 (¥11,885,864,700) |
62.5 | 20.8 |
2020 | 鳴門 | 約152.3億 (¥15,229,686,500) |
63.9 | 23.6 |
2021 | 芦屋 | 約151億 (¥15,097,600,900) |
64.8 | 15.5 |
2022 | 尼崎 | 約141.3億 (¥14,133,148,100) |
59.7 | 23.6 |
着順 | 賞金 |
---|---|
1着 | 3,300万円 |
2着 | 1,200万円 |
3着 | 850万円 |
4着 | 700万円 |
5着 | 650万円 |
6着 | 600万円 |
ボートレースメモリアル
ボートレース公式サイトより引用
- 各競艇場のスター選手が集うレース
- 5大SG(グランデ5)の一つ
- 8月下旬に開催
- 優勝賞金は3,900万円
全ての支部から選手が参戦し、レース場を代表して戦うボートレースメモリアル。
過去10年はすべてナイター開催です。
支部の規模によって出場の難易度が変わってくる選考基準となっています。
- A1級が条件
- 前年のメモリアル優勝者
- 前年のグランプリ優勝戦出場者
- 直前のSG(オーシャンカップ)優勝者
- 開催場を除く23場の推薦選手(各2名)
- 開催場の希望出場選手
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2015 | 蒲郡 | 篠崎 元志 | 抜き(2コース) |
2016 | 桐生 | 菊地 孝平 | 抜き(2コース) |
2017 | 若松 | 寺田 祥 | 逃げ |
2018 | 丸亀 | 毒島 誠 | 逃げ |
2019 | 大村 | 毒島 誠 | 逃げ |
2020 | 下関 | 寺田 祥 | 逃げ |
2021 | 蒲郡 | 原田 幸哉 | 逃げ |
2022 | 浜名湖 | 片岡 雅裕 | 恵まれ |
年 | 場 | 売上 | イン勝率 | 万舟率 |
---|---|---|---|---|
2015 | 蒲郡 | 約107億 (¥10,701,390,300) |
52.8 | 19.4 |
2016 | 桐生 | 約96.2億 (¥9,615,306,600) |
55.6 | 22.2 |
2017 | 若松 | 約110.3億 (¥11,034,399,700) |
61.1 | 19.4 |
2018 | 丸亀 | 約114.4億 (¥11,440,104,800) |
56.9 | 16.7 |
2019 | 大村 | 約131.9億 (¥13,191,830,100) |
61.1 | 12.5 |
2020 | 下関 | 約179.6億 (¥17,958,218,000) |
70.8 | 19.4 |
2021 | 蒲郡 | 約195.1億 (¥19,511,224,000) |
56.9 | 26.4 |
2022 | 浜名湖 | 約133.4億 (¥13,343,227,400) |
75.0 | 13.9 |
着順 | 賞金 |
---|---|
1着 | 3,900万円 |
2着 | 1,650万円 |
3着 | 1,050万円 |
4着 | 800万円 |
5着 | 700万円 |
6着 | 650万円 |
ボートレースダービー
ボートレース公式サイトより引用
- 勝率上位選手が集うレース
- 5大SG(グランデ5)の一つ
- 10月下旬に開催
- 優勝集金は3,900万円
最も歴史があるSGであり、「勝率」が基準の最高峰のレース。
2020年の勝率ボーダーは「7.19」でした。
今村豊さんも「ダービーこそが日本一を決める大会」と評されています。
例えば、SGの予選をみんな2着でクリアして、優勝戦だけ1着になる。
これを年間6回やれれば、年にたった6勝しかしてないのに、確実に賞金王になれますね。
記念のパーフェクト優勝を、たとえ6回やっても、かなわない。どっちが価値があると思いますか?出るメンバーはほとんど同じなんですよ。
僕が勝率に重きをおいているのは、勝率はそういう意味で全部の積み重ねだからです。
ダービーに勝つのが、真のNo.1だから。ダービーの勝者こそがトップなんです(今村)今村豊 引退特設サイトより引用
- 前年のダービー優勝者
- 前年のグランプリ優勝戦出場者
- 直前のSG(メモリアル)優勝者
- 期間(8/1~7/31)中の勝率上位選手
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2015 | 浜名湖 | 守田 俊介 | 逃げ |
2016 | 福岡 | 瓜生 正義 | 逃げ |
2017 | 平和島 | 深川 真二 | 差し(2コース) |
2018 | 蒲郡 | 守田 俊介 | 逃げ |
2019 | 児島 | 毒島 誠 | 逃げ |
2020 | 大村 | 深谷 知博 | 逃げ |
2021 | 平和島 | 平本 真之 | 逃げ |
2022 | 常滑 | 馬場 貴也 | 差し |
年 | 場 | 売上 | イン勝率 | 万舟率 |
---|---|---|---|---|
2015 | 浜名湖 | 約81.6億 (¥8,160,416,300) |
56.3 | 20.8 |
2016 | 福岡 | 約84.5億 (¥8,445,835,800) |
52.8 | 20.8 |
2017 | 平和島 | 約85.7億 (¥8,574,191,500) |
59.7 | 23.6 |
2018 | 蒲郡 | 約118.3億 (¥11,831,679,900) |
50.0 | 27.8 |
2019 | 児島 | 約106億 (¥10,607,105,100) |
66.7 | 18.1 |
2020 | 大村 | 約172.5億 (¥17,250,211,200) |
62.5 | 22.2 |
2021 | 平和島 | 約138.8億 (¥13,877,891,000) |
54.2 | 18.1 |
2022 | 常滑 | 約118.1億 (¥11,807,345,800) |
75.0 | 13.9 |
着順 | 賞金 |
---|---|
1着 | 3,900万円 |
2着 | 1,650万円 |
3着 | 1,050万円 |
4着 | 800万円 |
5着 | 700万円 |
6着 | 650万円 |
チャレンジカップ
ボートレース公式サイトより引用
- 獲得賞金上位選手が集い、グランプリ出場の勝負駆けとなるレース
- 11月下旬に開催
- レディースチャレンジカップ(G2)と同時開催
- 優勝賞金は3,300万円
男女・級を問わず、獲得賞金上位の選手(34名)が集い、賞金争いのラスト勝負となるチャレンジカップ。
以前は優勝してもグランプリ出場ができないケースが起こり得ましたが、現在は改善されています。
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2015 | 芦屋 | 笠原 亮 | 逃げ |
2016 | 大村 | 石野 貴之 | 逃げ |
2017 | 下関 | 毒島 誠 | 逃げ |
2018 | 芦屋 | 馬場 貴也 | 逃げ |
2019 | 桐生 | 石野 貴之 | 逃げ |
2020 | 蒲郡 | 毒島 誠 | 逃げ |
2021 | 多摩川 | 辻 栄蔵 | 逃げ |
2022 | なると | 深谷 知博 | 抜き |
年 | 場 | 売上 | イン勝率 | 万舟率 |
---|---|---|---|---|
2015 | 芦屋 | 約87.9億 (¥8,792,670,800) |
61.7 | 20.8 |
2016 | 大村 | 約86.1億 (¥8,611,864,800) |
59.6 | 18.1 |
2017 | 下関 | 約107.5億 (¥10,748,754,300) |
68.1 | 18.1 |
2018 | 芦屋 | 約100.4億 (¥10,037,125,900) |
68.1 | 18.1 |
2019 | 桐生 | 約117.0億 (¥11,704,014,700) |
55.3 | 12.5 |
2020 | 蒲郡 | 約172.0億 (¥17,201,240,800) |
63.8 | 22.2 |
2021 | 多摩川 | 約142.7億 (¥14,268,295,200) |
63.9 | 19.4 |
2022 | なると | 約128.0億 (¥12,803,803,200) |
56.9 | 22.2 |
着順 | 賞金 |
---|---|
1着 | 3,300万円 |
2着 | 1,200万円 |
3着 | 850万円 |
4着 | 700万円 |
5着 | 650万円 |
6着 | 600万円 |
グランプリシリーズ
ボートレース公式サイトより引用
- グランプリに出場できなかった獲得賞金19~60位の選手によるレース
- グランプリと同時開催
- 優勝賞金は1,700万円
シリーズ戦は賞金ランキング19〜60位の42選手。
モーターも2連対立19番以下の中堅〜下位機で抽選されます。
グランプリ以上にモーター差が大きく、成績に直結しやすいと言えます。
シリーズ戦のポイントは、トライアル1st敗退からシリーズに転戦する選手のアドバンテージが大きいこと。
モーター上位機を使用していることに加え、トライアル1stと3日目に行われる「シリーズ復活戦」は得点率が優遇されています。
準優勝戦までは高確率で乗ってくるので、得点率や勝負駆けの選手を把握しておきたいですね。
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2015 | 住之江 | 長田 頼宗 | 逃げ |
2016 | 住之江 | 今垣 光太郎 | 逃げ |
2017 | 住之江 | 新田 雄史 | 逃げ |
2018 | 住之江 | 平尾 崇典 | 逃げ |
2019 | 住之江 | 馬場 貴也 | まくり差し(3コース) |
2020 | 平和島 | 深川 真二 | 差し(2コース) |
2021 | 住之江 | 新田 雄史 | まくり差し(3コース) |
2022 | 大村 | 宮地 元輝 | まくり差し(3コース) |
着順 | 賞金 |
---|---|
1着 | 1,700万円 |
2着 | 720万円 |
3着 | 470万円 |
4着 | 370万円 |
5着 | 330万円 |
6着 | 300万円 |
グランプリ
ボートレース公式サイトより引用
- 賞金1億円を賭けた特別なレース
- 5大SG(グランデ5)の一つ
- トライアル1st・トライアル2ndの2ラウンド制
グランプリのスケジュール
初日~4日目
R | 番組 |
---|---|
1~10 | シリーズ予選 |
11 | GPトライアル |
12 | GPトライアル |
5日目
R | 番組 |
---|---|
1~7 | シリーズ一般戦 |
8 | シリーズ準優勝戦 |
9 | シリーズ準優勝戦 |
10 | シリーズ準優勝戦 |
11 | GPトライアル |
12 | GPトライアル |
最終日
R | 番組 |
---|---|
1~9 | シリーズ一般戦 |
10 | 順位決定戦 |
11 | シリーズ優勝戦 |
12 | 賞金王決定戦 |
グランプリはトライアル1st・トライアル2ndの2ラウンド制。
計12R、各選手は1日1Rしか走れないため超短期決戦のレースです。
また、モーターの抽選がランキング上位と下位に分けられていることに加え、抽選による艇番レースがあるのもグランプリ独特。
2017年のグランプリでは桐生選手が2連続で1号艇を引き、その勢いに乗って優勝しており「ヒキ」の要素が大きいレースとも言えます。
トライアル1st (1・2日目)
トライアル1stは賞金ランキング7位~18位の計12名の選手。
モーターとボートも2連対率7〜18番目から抽選されます。
艇番は1回戦が賞金ランキング順、2回戦は抽選です。
そして、得点率上位6選手が3日目のトライアル2ndへ進出。
下位6選手がシリーズ戦に転戦します。
基本的には1着を1回取れば、次のレースが6着でも無事故完走で2nd進出当確となっています。
短期決戦ゆえに得点率はしっかり確認しておきたいですね。
また、以前から問題になっているのが「選手責任外の失格」
他の艇の転覆や不良航法に巻き込まれて転覆した場合、失格となり得点は0点。
一発で2nd進出の可能性が消えてしまうので、6着の得点を与えるなど改善して欲しい部分です。
トライアル2nd (3~5日目)
3日目のトライアル2ndから賞金ランキング1〜6位の選手がオレンジモーターを手に参戦。
2日間を調整に充てることができ、2ndの1回戦1〜3号艇はランキング順に入れるアドバンテージがあります。
4・5日目の2・3回戦の艇番は抽選で決まり、2nd上位の6選手が優勝戦、下位6選手が順位決定戦に進みます。
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2014 | 平和島 | 茅原 悠紀 | 差し(6コース) |
2015 | 住之江 | 山崎 智也 | 逃げ |
2016 | 住之江 | 瓜生 正義 | 逃げ |
2017 | 住之江 | 桐生 順平 | 逃げ |
2018 | 住之江 | 峰 竜太 | 逃げ |
2019 | 住之江 | 石野 貴之 | 逃げ |
2020 | 平和島 | 峰 竜太 | 逃げ |
2021 | 住之江 | 瓜生 正義 | まくり(3コース) |
2022 | 大村 | 白井 英治 | 逃げ |
年 | 場 | 売上 | イン勝率 | 万舟率 |
---|---|---|---|---|
2015 | 住之江 | 約149.7億 (¥14,968,643,500) |
75.0 | 16.7 |
2016 | 住之江 | 約148.3億 (¥14,829,256,000) |
58.3 | 25.0 |
2017 | 住之江 | 約153.3億 (¥15,330,804,600) |
58.3 | 16.7 |
2018 | 住之江 | 約169.6億 (¥16,964,344,300) |
66.7 | 16.7 |
2019 | 住之江 | 約204.7億 (¥20,475,355,400) |
75.0 | 25.0 |
2020 | 平和島 | 約207.3億 (¥20,734,994,600) |
75.0 | 16.7 |
2021 | 住之江 | 約240.8億 (¥24,075,164,000) |
56.9 | 25.4 |
2022 | 大村 | 約259.7億 (¥25,969,355,000) |
73.6 | 15.3 |
着順 | 賞金 |
---|---|
1着 | 1億円 |
2着 | 4,700万円 |
3着 | 3,300万円 |
4着 | 2,400万円 |
5着 | 2,200万円 |
6着 | 2,000万円 |
GRANDE5・グランドスラムとは
GRADE5(グランデ5)とは5大SG「クラシック・オールスター・メモリアル・ダービー・グランプリ」の称号。
5つ全てを制覇したグランドスラマーには3億円相当のインゴットが贈呈されます。
2022年現在、偉業達成に近いのは石野貴之選手。
残り2つ(メモリアル・ダービー)を制すれば初のグランデ5の称号を獲得できます。
残り3つの選手も6名存在します。
(山崎智也・瓜生正義・吉川元浩・菊地孝平・毒島誠・桐生順平選手)
ただし、グランデ5は創設された2013年以前のSG制覇はカウントされていません。
2013年以前を含めれば池田浩二選手は5大SG+グランドチャンピオン・グランプリシリーズを制覇しているので、あとはオーシャンカップとチャレンジカップを残すのみ。
SGが9つになってからは前人未到のグランドスラムに一番近い選手です。
ちなみに、過去のSGの数が5〜7冠時代は野中和夫選手が3度のグランドスラム達成。
SG17制覇、最高勝率歴代1位の9.53など、さすがモンスターですね。