ルーキー戦の特徴・傾向
「先物買い」の魅力がある新人選手が戦うルーキー戦。
ボートレースのルーキー(ヤング)の定義は「デビュー6年以内または30歳未満」であり、対象レースは3つです。
- ルーキーシリーズ
- イースタン・ウェスタンヤング
- ヤングダービー
理想的な買い時はオッズと実力が見合っていなく、過小評価されている時。
特定選手を追う買い方はオッズ妙味があるレースを見つけやすくオススメです。
この記事ではルーキー戦の特徴や、新人選手を狙う際のポイントなどをまとめています。
目次
ルーキーシリーズの特徴
「JLCレジャーチャンネル」で毎節配信
年間23〜25戦開催
優勝者はイースタン・ウエスタンヤング優先出場
基本的には24場で年1回ずつ開催。
優勝者は東西のヤング王者を決める「イースタン・ウエスタンヤング」優先出場権利が与えられます。
出場資格は「登録6年未満」
ヤングダービーは「30歳未満」が条件ですが、ルーキーシリーズは「デビュー6年以内」
他業種からの転向などでデビュー年齢が高かった選手はヤングダービーには出場できませんが、ルーキーシリーズには出場できます。
(養成所の応募資格は30歳未満)
また、女子選手はヴィーナスシリーズなどの女子戦に出走するため、ルーキーシリーズは男子のみとなっています。
オーバーエイジ枠
デビュー6年以上の選手でも30歳未満ならば出場対象となります。
(A1・A2級かつ原則6名以内が条件・SG優勝戦出場経験者は除外)
2017年度からレースの活性化を目的に導入され、優勝者の50%以上がオーバーエイジ枠の選手。
選手の実力差が大きい要因となっています。
ルーキーシリーズの成績・決まり手
「ルーキー」のイメージに反してインが強いのが特徴です。
弱いのは2コース。
2まくりが多い影響もありますが、若手選手は特に巧拙が分かれる傾向があり、1・2着率は全国平均以下となっています。
2・4コースからの差しを苦手とする新人選手は多いので、着順傾向は確認しておきたいですね。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 56.1 | 16.3 | 8.5 |
2 | 14.2 | 25.0 | 18.6 |
3 | 11.7 | 21.9 | 21.5 |
4 | 11.0 | 18.4 | 20.4 |
5 | 6.2 | 12.5 | 17.8 |
6 | 1.7 | 6.6 | 13.8 |
決まり手はルーキーらしく「まくり」が多いのが特徴。
スリットが不揃いになりやすいことや、握る選手が多いことが要因です。
握って仕掛けていくことが多い「3コースまくり率」が意外と低いのは、2まくりが多いことや、ルーキー戦のインが旋回半径が大きい影響も。
オーバー気味のターンで1・3が競り合うのもルーキー戦ではよく見ますね。
4コースまくりはダッシュの利もあるのでスタート一気の展開になることが多く、偶数コースのまくりはポイント。
また、道中戦も技量差があり「抜き」も多くなっています。
コース | 逃げ | 捲り | 差し | 捲り差し | 抜き |
---|---|---|---|---|---|
1 | 94.3 | ー | ー | ー | 5.4 |
2 | ー | 31.3 | 55.7 | ー | 10.5 |
3 | ー | 38.3 | 14.1 | 33.5 | 12.5 |
4 | ー | 47.0 | 19.5 | 24.0 | 8.0 |
5 | ー | 20.3 | 8.9 | 51.5 | 14.3 |
6 | ー | 27.6 | 14.6 | 39.0 | 13.8 |
イン逃げ時の傾向
「イン逃げ時の2着率」でも2・3コースが低め。
4コースが高く、セオリー通りの「差し」や、まくり切れずに2着に残るパターンが多くなっています。
展開がバラけることも多いので6コースも若干高いですが、これは後述する実力差の影響があります。
コース | ルーキー | 全体 |
---|---|---|
1 – 2 | 33.7 | 34.9 |
1 – 3 | 27.9 | 28.6 |
1 – 4 | 21.5 | 20.2 |
1 – 5 | 11.3 | 11.3 |
1 – 6 | 5.6 | 5.0 |
ルーキーシリーズでも競艇場ごとに成績は大きく変わります。
各競艇場ごとに年1回程度しか開催がないのでデータは少ないですが、インが強い場はルーキーでも強く、まくりが決まりやすい場では更に決まりやすくなっています。
大村 | 戸田 | |
---|---|---|
1 | 70.1 | 46.2 |
2 | 9.3 | 16.0 |
3 | 11.0 | 11.5 |
4 | 6.5 | 17.1 |
5 | 3.4 | 7.3 |
6 | 0.9 | 2.5 |
まくり率 | 8.7 | 30.6 |
全体としてはインが強いですが、場の特徴を加味した予想が必要ですね。
また、江戸川や福岡といった特殊水面は「経験の差」が出やすく、当地成績や地元選手といった条件も重要になってきます。
進入は乱れやすい
普段は枠なり進入を選択する選手でも、ルーキー戦では前付けに出るケースもあるので直前情報は確認必須です。
基本的にはスタート展示通りの進入となるものの、ピット離れミスも多め。
ほぼ予想できない部分ですが、展示で遅れ気味だったり、常滑のようにピット形状が独特な場では起こりやすくなっています。
コース | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 99.2 | 0.5 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
2枠 | 0.8 | 95.5 | 2.5 | 0.7 | 0.3 | 0.2 |
3枠 | 0.1 | 1.8 | 93.0 | 3.5 | 1.0 | 0.7 |
4枠 | 0.1 | 0.5 | 1.8 | 87.0 | 5.8 | 4.8 |
5枠 | 0.0 | 0.7 | 1.1 | 5.8 | 81.7 | 10.7 |
6枠 | 0.0 | 1.0 | 1.5 | 3.2 | 11.5 | 82.8 |
ルーキーシリーズは本命傾向
Googleで「競艇 ルーキーシリーズ」と検索すると関連キーワードに「荒れる」と出てきますが、実際のデータ上は本命傾向です。
配当分布を比較すると3ケタ配当(990円以内)率がルーキーが多いことが分かります。
実力差が大きいことが要因ですが、番組構成もオールB級戦が少なめ。
A級を配置して軸を決めやすくしている影響もあると思います。
配当 | ルーキー | 全体 |
---|---|---|
¥990以内 | 21.2 | 18.2 |
¥1,000~1,990 | 23.1 | 23.6 |
¥2,000~2,990 | 12.2 | 12.9 |
¥3,000~4,990 | 13.3 | 14.0 |
¥5,000~9,990 | 13.4 | 14.2 |
¥10,000~29,990 | 12.0 | 12.4 |
¥30,000以上 | 4.7 | 4.9 |
選手の実力差が大きい
「インが強く、堅い決着が多い」ルーキーシリーズの特徴ですが、これは選手の実力差が大きいため。
A1級選手の三連対率は全国平均以上。
出場選手の節間勝率も極端になりやすく、予想する上で軸となる選手を決めるのは比較的簡単です。
コース | 三連対率 |
---|---|
1 | 93.4 |
2 | 75.6 |
3 | 73.7 |
4 | 70.0 |
5 | 59.1 |
6 | 48.7 |
級 | 1着率 |
---|---|
A1 | 74.2 |
A2 | 65.1 |
B1 | 41.2 |
B2 | 22.5 |
当てるだけなら勝率上位選手を軸に流せば良いですが、本命以外を狙う場合や「長期的に勝つ」ために点数を絞る場合はルーキー戦は難しいことも多いです。
大きな要因の一つはスタート。
全体の平均STは僅かに早いものの、分散(ムラ)が大きく、ドカ遅れやその節のスタート順に関係なく突如早いスタートを行く選手も。
フライング発生率もやや高くなっていて、より不安定な部分があります。
また、1マークまでの展開も、スタートで遅れたのにいきなり握ってきたり、スリット先行してまくれる展開なのに差しに行ったりとセオリーと違う動きが多いのも難しい要因。
キャビって外の艇を止めるなど、予想ができない展開も多いです。
技量不足による失敗でストレスが溜まる展開も多いため、ルーキー戦はある程度は割り切って考えるのも大事ですね。
ただし、ルーキーゆえに不安定な部分は多いものの、データに表れていない「成長の兆しや気配」を狙えばオッズ妙味があるレースを拾えることも。
見続ける根気は必要ですが、いくつかポイントはあり新人選手の買い時は後述しています。
人気順データ
「10番人気以内」の的中率は平均以上。
人気 | ルーキー | 2021全体 |
---|---|---|
1番人気 | 11.7 | 10.7 |
2番人気 | 9.1 | 8.4 |
3番人気 | 6.9 | 6.7 |
4番人気 | 5.7 | 5.9 |
5番人気 | 5.3 | 4.9 |
6番人気 | 4.4 | 4.4 |
7番人気 | 4.0 | 3.8 |
8番人気 | 3.1 | 3.3 |
9番人気 | 3.1 | 3.1 |
10番人気 | 2.5 | 2.8 |
Total | 55.8 | 54.3 |
いかに点数を絞りつつ的中率を高めるかの勝負ですね。
1〜3番人気の3点買いで的中率は約28%、回収率は77.5%。
平均合成オッズは2.81倍なので、回収率100%には的中率が約36%必要です。
人気上位を買うなら、6点程度に抑えないと的中率50%以上必要になってくるので注意したいところ。
もちろんレースによって違いますが、絞れずに流すなら2連単もアリだと思います。
的中率を上げるにはレース選びも重要で、例えば「1番人気オッズが10倍(1,000円)以上」のレースでは、1番人気の的中率が約1.4%まで低下。
ルーキーシリーズでこの配当が多いのは「インがB1級、他コースにA級」の番組で、的中率を重視するなら避けた方が無難です。
一方、足が劣勢でも勝率上位選手が売れているケースもあるので、合成オッズや期待値を意識して狙いたいところ。
人気艇が負ける理由を探したり、少しズラしたオッズ妙味があるレースを探す方が回収率は高くなりやすいはずです。
例えば、
1号艇:A1
2号艇:B1
3号艇:A2
この並びをルーキーシリーズ出目データで見てみると「1-3」の回収率は低く、的中率に対して売れ過ぎています。
出目 | 回収率 | 的中率 |
---|---|---|
1 – 3 – 2 | 67.0 | 6.6 |
1 – 3 – 4 | 51.4 | 8.3 |
1 – 3 – 5 | 54.4 | 6.6 |
1 – 3 – 6 | 44.8 | 4.2 |
1 – 2 – 3 | 93.8 | 8.7 |
( 集計期間:2017年~2021年 1~3枠なり進入のみ )
もちろん条件次第ですが「分かりやすく当たりそうな買い目」はオッズに見合っているか慎重に判断しないと危険。
回収率を重視するなら的中率が下がることを許容して勝負するのも大事ですね。
イースタン・ウエスタンヤング
東西のヤング王者を決めるレース(G3)
2014年に新設されたヤングダービーの前哨戦。
イースタン(東)は桐生〜住之江競艇、ウエスタン(西)は尼崎〜大村競艇で区分されています。
優勝者はヤングダービー出場
ヤングダービーの優先出場権が与えられます。
勝率ボーダーを下回っている選手には勝負駆けとなりますね。
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2014 | 蒲郡 | 桐生 順平 | 差し(4コース) |
2015 | 住之江 | 西村 拓也 | まくり(4コース) |
2016 | 浜名湖 | 平田 健之佑 | 逃げ |
2017 | 桐生 | 片橋 幸貴 | 抜き(4コース) |
2018 | 津 | 秋元 哲 | まくり(4コース) |
2019 | びわこ | 木下 翔太 | まくり(2コース) |
2020 | 桐生 | 木下 翔太 | 逃げ |
2021 | 戸田 | 永井 彪也 | まくり(2コース) |
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2014 | 大村 | 篠崎 仁志 | 逃げ |
2015 | 下関 | 篠崎 仁志 | 抜き(2コース) |
2016 | 丸亀 | 松崎 祐太郎 | 逃げ |
2017 | 宮島 | 前田 将太 | まくり差し(4コース) |
2018 | 下関 | 仲谷 颯仁 | 逃げ |
2019 | 丸亀 | 中村 晃朋 | まくり差し(3コース) |
2020 | 児島 | 大山 千広 | 逃げ |
2021 | 宮島 | 村上 遼 | 逃げ |
出場資格は満30歳未満の勝率上位者
ルーキーシリーズと違い「年齢」で区切られます。
選出除外の条件はフライングペナルティや事故率、1年間(12月1日~11月30日)の出場回数が140走以下となっています。
また、女子選手にも出場資格があり例年4~8名程度が出場。
優出した選手は4名で、優勝は大山千広選手のみです。
東西ヤングの成績・決まり手
年2節なのでデータは少ないですが、勝負駆けの影響もあるのかインが弱く荒れ傾向。
準優勝戦では3,000円以上の配当が50%を占め、本命サイド決着は少ない流れが続いています。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 52.7 | 15.6 | 8.5 |
2 | 14.1 | 24.8 | 17.2 |
3 | 14.0 | 17.7 | 17.8 |
4 | 10.0 | 18.6 | 19.5 |
5 | 6.7 | 16.1 | 21.1 |
6 | 3.7 | 8.2 | 16.7 |
コース | 逃げ | 捲り | 差し | 捲り差し | 抜き |
---|---|---|---|---|---|
1 | 92.6 | ー | ー | ー | 7.1 |
2 | ー | 25.6 | 63.6 | ー | 7.4 |
3 | ー | 31.9 | 16.8 | 36.1 | 14.3 |
4 | ー | 51.2 | 12.8 | 23.3 | 7.0 |
5 | ー | 20.7 | 13.8 | 53.4 | 8.6 |
6 | ー | 31.3 | 12.5 | 50.0 | 3.1 |
ヤングダービー
ボートレース公式サイトより引用
30歳未満のヤング王者を決めるレース(プレミアムG1)
出場資格は満30歳未満の勝率上位選手で、前年優勝者やイースタン・ウエスタンヤング優勝者が優先出場。
選出除外はフライングペナルティや事故率、1年間(12月1日~11月30日)の出場回数が140走以下などの条件が決められています。
優勝賞金は1,100万円
ヤングダービーに優勝すると「SGボートレースクラシック」の出場権利が与えられます。
(クラシック:SG~G2レースの優勝者)
レースグレードがプレミアムG1のため、優勝賞金も1,100万円と高額。
近年のグランプリシリーズ賞金ボーダーは3,900~4,000万円なので、かなり有利になりますね。
女子選手なら例年1,300万円辺りのクイーンズクライマックスシリーズがほぼ当確です。
年 | 場 | 選手 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2014 | 戸田 | 桐生 順平 | 恵まれ |
2015 | 尼崎 | 松田 祐季 | 逃げ |
2016 | 常滑 | 松田 大志郎 | 逃げ |
2017 | 蒲郡 | 中田 竜太 | 逃げ |
2018 | 浜名湖 | 関 浩哉 | 逃げ |
2019 | 三国 | 永井 彪也 | 逃げ |
2020 | びわこ | 磯部 誠 | 差し |
2021 | 徳山 | 羽野 直也 | 逃げ |
ヤングダービーの成績・決まり手
全体で見るとインが強く、まくりが少ない結果。
若手選手のイメージに引っ張られるのかセンターや外が比較的売れて、イン回収率はわずかに高くなっています。
また、出場できる勝率ボーダーは第1回大会が「6.36」、2021年は「5.38」と低下。
これに伴い、出場選手間の実力差も大きくなっています。
年 | 場 | イン1着率 | まくり率 | 差し まくり差し率 |
---|---|---|---|---|
2014 | 戸田 | 38.9 | 23.6 | 27.8 |
2015 | 尼崎 | 62.5 | 8.3 | 26.4 |
2016 | 常滑 | 64.3 | 9.7 | 20.8 |
2017 | 蒲郡 | 59.2 | 11.1 | 27.8 |
2018 | 浜名湖 | 54.2 | 6.9 | 33.3 |
2019 | 三国 | 64.3 | 6.9 | 22.2 |
2020 | びわこ | 57.7 | 5.6 | 29.2 |
2021 | 徳山 | 60.6 | 13.9 | 16.7 |
新人選手のポイント
主に5000番以降(121期・2017年11月デビュー)の新人選手を狙う際のポイントをまとめています。
新人選手の勝率
デビューした選手はまずB1級を目指すことになります。
級別審査条件
級 | 定率 | 条件 | 事故率 | 出走回数 |
---|---|---|---|---|
A1 | 20% | 2連対率30%以上・3連対率40%以上の勝率上位 | 0.70以下 | 90以上 |
A2 | 20% | 2連対率30%以上・3連対率40%以上 | 0.70以下 | 70以上 |
B1 | 50% | 勝率2.00以上 | 0.70以下 | 50以上 |
B2 | 10% | 上記以外の選手 | なし | なし |
「勝率」とは着順点の合計を出走回数で割ったもの。
着順点の設定
着順 | 予選・準優 | 優勝戦 |
---|---|---|
1着 | 10点 | 11点 |
2着 | 8点 | 9点 |
3着 | 6点 | 7点 |
4着 | 4点 | 6点 |
5着 | 2点 | 4点 |
6着 | 1点 | 3点 |
※SGは2点プラス、G1・G2は1点プラス
オール5着でB1級の勝率条件「2.00」をクリア。
そして、出走表に記載されている勝率や級は「1月1日・7月1日(節をまたぐ場合は次節から)」に更新されます。
新人選手は成長するので出走表の勝率だけで判断するのは避けたいですね。
新人選手の勝率推移
近年は新人選手の勝率上昇率が鈍化しています。
銀河系軍団85期から10期毎に勝率を比較したのが下のグラフ。
大きく違うのは「平均勝率3点」到達時期。
2012年以前デビュー(〜110期)まではほぼ3期で到達していましたが、近年は4期目までずれ込んでいます。
これは2012年4月の持ちペラ制度廃止やモーターの低出力化により、アウトコースが弱くなった影響が大。
新人選手のターンレベルは確実に上がっていますが、選手寿命が伸びて全体的なレベルも上がっている面もありそうですね。
昔のようにデビュー期から狙える選手はほとんどいないので、長い目で見る必要があります。
85期(1999年デビュー)の愛称。
全体の平均勝率もデビュー期で「3.46」と近年ではあり得ない数値。
デビュー節で準優進出した田村隆信選手を始め、現時点でSG覇者が5名、G1覇者が3名存在します。
SG優勝者
田村隆信・湯川浩司・井口佳典・丸岡正典・森高一真
G1優勝者
山本隆幸・興津藍・田口節子
事故率に注意
若手選手を買う時に重要なのが「事故率」
1期(半年間)の事故率が「0.70」を超えるとB2級確定。
これを避けるため、安全運転で凌ぐしかない選手(事故パン)もいます。
事故率が「1.00」を超えると、半年間のあっせん保留(休み)となります。
過去にはデビュー期でF3を切った小芦るり華選手や、デビュー2期目の安河内将選手が抵触。
事故率や勝率の規定についてはこちらの記事でも解説しています。
【競艇】選手の引退についてまとめ【ボートレーサー】
事故点は「スタート事故(F・L)」や「選手責任の失格・欠場(転覆・落水など)」に定められています。
点数以外にも「Fを切った場ではしばらく練習禁止」などのローカルルールもあるようです。
事故点一覧
内容 | 事故点 |
---|---|
優勝戦でのFL | 30点 |
優勝戦以外のFL | 20点 |
妨害失格 | 15点 |
選手責任の失格・欠場 | 10点 |
選手責任外の失格・欠場 | 0点 |
不良航法・待機行動違反 | 2点 |
※節間の予選得点とは別
(不良航法:-10点など)
Fや転覆は攻めた結果ではあるものの、事故点は重くのしかかり成長スピードにブレーキが掛かります。
特に注意が必要なのは出走回数が少ないB級選手。
あっせん日数の目安はB1は月に2節、B2は1節程度となっていて、B1級なら1期(半年)で100走程度。
事故率が高い選手はほぼフライングが原因であり、ペナルティ休み(1本目30日、2本目60日)があるので出走回数は更に少なくなります。
例えば出走回数が60走だとすると、
フライング1本:20点
選手責任の失格(転覆)2回:20点
合計40点となり事故率は「0.66」
あと1本フライングか転覆すれば事故率オーバーとなるため、攻めるレースは出来ないのが当然ですね。
A級選手やベテラン選手はF1の影響はそこまで大きくはないですが、若手選手を買うときには重要な要素です。
また、ルーキー戦はキャビって妨害や、振り込んで転覆なども多く、Fのように出走表だけでは事故率が分かりません。
事故率は競艇日和さんで確認するのが便利です。
事故点がリセットされるのは5月・11月
前期・後期の級別審査期間が切り替わると、事故点もリセット。
出走表の「F」表記も0になるため、フライング休みを消化していない「隠れF」も発生します。
隠れFに注意が必要なのは「5月・11月」、事故率に注意が必要なのは期末となる「4月・10月」と覚えておきたいですね。
初1着水神祭狙い
2020年11月デビューの127期(29名)を見てみると「24名」が初勝利の水神祭を挙げています。
(2022年3月末時点)
基本的にはどの期も「まくり」が多く、オールB級戦では初1着でも低配当傾向です。
選手 | 出走回数 | コース | 決まり手 | 出目 | 配当 |
---|---|---|---|---|---|
田中 勇輔 | 187走目 | 4 | まくり | 4 – 5 – 2 | ¥15,920 |
松本 怜 | 166走目 | 4 | まくり差し | 4 – 6 – 3 | ¥26,670 |
坂本 雄紀 | 140走目 | 6 | まくり | 5 – 1 – 4 | ¥30,210 |
丸山 祐也 | 155走目 | 6 | 恵まれ | 6 – 2 – 5 | ¥32,080 |
佐藤 ほのか | 148走目 | 6 | まくり | 6 – 3 – 5 | ¥13,230 |
村松 栄太 | 108走目 | 6 | まくり | 5 – 6 – 2 | ¥335,040 |
内山 七海 | 168走目 | 5 | まくり | 5 – 2 – 4 | ¥36,820 |
坂野 さくら | 112走目 | 5 | まくり差し | 5 – 6 – 4 | ¥115,120 |
市川 健太 | 151走目 | 5 | まくり差し | 5 – 4 – 3 | ¥23,050 |
宮脇 遼太 | 214走目 | 5 | まくり差し | 5 – 4 – 2 | ¥115,520 |
笠間 憲哉 | 134走目 | 5 | 差し | 5 – 6 – 1 | ¥87,300 |
藤森 陸斗 | 154走目 | 6 | まくり | 4 – 1 – 3 | ¥47,480 |
登玉 隼百 | 33走目 | 6 | まくり差し | 6 – 1 – 2 | ¥103,420 |
清水 愛海 | 154走目 | 4 | まくり | 4 – 5 – 1 | ¥20,520 |
小林 愛実 | 209走目 | 4 | まくり差し | 4 – 6 – 3 | ¥27,720 |
仲道 大輔 | 58走目 | 6 | 差し | 6 – 4 – 5 | ¥295,620 |
小川 竜太郎 | 16走目 | 6 | 差し | 6 – 1 – 5 | ¥103,020 |
池田 なな | 94走目 | 6 | まくり | 5 – 1 – 4 | ¥87,230 |
堀本 翔太 | 69走目 | 6 | まくり差し | 6 – 3 – 1 | ¥88,650 |
清水 未唯 | 193走目 | 5 | まくり | 6 – 1 – 2 | ¥134,960 |
田村 慶 | 105走目 | 4 | まくり | 4 – 6 – 1 | ¥5,490 |
谷口 佳蓮 | 137走目 | 4 | まくり | 4 – 2 – 5 | ¥113,130 |
川井 萌 | 75走目 | 6 | まくり | 5 – 1 – 2 | ¥42,360 |
島崎 丈一朗 | 161走目 | 5 | まくり差し | 5 – 1 – 4 | ¥75,760 |
新人のB2級は半年(1期)平均60走程度で、デビュー期に1着を取れる選手は少数。
近年だと124期(高憧四季・末永和也など)はデビュー期に25名中10名が水神祭を挙げましたが、基本的には1年程度必要です。
※選手によってかなり差があるので、中央値(データを大きい順に並べた時の中央の値)で比較
期 | 中央値 |
---|---|
121期 | 144走目 |
122期 | 156走目 |
123期 | 166走目 |
124期 | 70走目 |
125期 | 128走目 |
126期 | 140走目 |
デビューから初勝利まで「1着固定の全流し(20点)」で買っていても回収率100%を超える選手はどの期でも数名は存在します。
(127期だと村松栄太・登玉隼百・仲道大輔・小川竜太郎の4選手)
ただ、闇雲に狙うのはリスキー過ぎるので、初2・3着が取れた辺りから注目するのがオススメ。
初舟券絡みが1着は稀で、多くの選手は2・3着を複数回取ったあと。
この条件ならアタマ固定で買っても回収率100%を超える選手が増えます。
※初2・3着は1着を取るまでのカウント
選手 | 初1着 | 初2着 | 初3着 |
---|---|---|---|
田中 勇輔 | 187走目 | 14走目 | 22走目 |
松本 怜 | 166走目 | 109走目 | 124走目 |
坂本 雄紀 | 140走目 | 63走目 | 1走目 |
山下 奈緒 | 未勝利 | 99走目 | ー |
丸山 祐也 | 155走目 | ー | ー |
佐藤 ほのか | 148走目 | 146走目 | 46走目 |
村松 栄太 | 108走目 | 102走目 | 13走目 |
内山 七海 | 168走目 | 131走目 | 110走目 |
坂野 さくら | 112走目 | ー | 38走目 |
市川 健太 | 151走目 | 119走目 | 40走目 |
宮脇 遼太 | 214走目 | 64走目 | 99走目 |
笠間 憲哉 | 134走目 | 46走目 | 14走目 |
藤森 陸斗 | 154走目 | 56走目 | 66走目 |
登玉 隼百 | 33走目 | ー | 17走目 |
松尾 怜実 | 未勝利 | 121走目 | 156走目 |
清水 愛海 | 154走目 | 40走目 | 10走目 |
森田 梨湖 | 未勝利 | ー | ー |
小林 愛実 | 209走目 | ー | 25走目 |
仲道 大輔 | 58走目 | 29走目 | 37走目 |
小川 竜太郎 | 16走目 | ー | 3走目 |
池田 なな | 94走目 | 21走目 | 22走目 |
堀本 翔太 | 69走目 | 31走目 | 28走目 |
佐藤 太亮 | 未勝利 | 100走目 | 126走目 |
清水 未唯 | 193走目 | 84走目 | 65走目 |
田村 慶 | 105走目 | 6走目 | 11走目 |
谷口 佳蓮 | 137走目 | 69走目 | 14走目 |
川井 萌 | 75走目 | 62走目 | 72走目 |
島崎 丈一朗 | 161走目 | 131走目 | 116走目 |
もちろん、機械的に「2・3着を何回取ったからアタマで狙える」ものでは無くレース内容次第。
相手や展開に恵まれたケースや、たまたま良いモーターを引いたなどの可能性など、ある程度は追い続けて見る必要はありますね。
個人的には「清水愛海選手(初2着:40走目・初3着:10走目)」を狙っていましたが、初1着は154走目。
2着を4回、3着を14回取った後であり、不思議と1着が遠いパターンも。
初1着後は現時点(2022年3月末)までで1着10本とハイペースで、1着固定の20点買いでも高回収率となっています。
コース | 回収率 |
---|---|
1 | ー |
2 | 284.3 |
3 | 212.7 |
4 | 61.3 |
5 | 172.4 |
6 | 0.0 |
また、良いモーターを引いた新人選手が狙える時も。
126期の濱野斗馬選手(5136)がそれまで1勝だったところ、菊池孝平選手が仕上げたモーターを引き、節間オールまくりで5勝(平均配当7,354円)
その後も順調に勝率を取っているので選手の実力もありますが、新人というだけで軽視されているなら狙い目ですね。
ただ、乗りこなせない選手や転覆してモーターを壊すことを恐れて消極的なレースする選手もいるので、ここは選手のタイプ次第かもしれません。
新人選手は外枠
「デビュー1年未満のB2級」は外枠(4〜6枠)に組まれ、基本的に6コース進入。
B1級かつ選手登録から1年経過すると個人で枠番希望ができます。
※以前は「デビュー3年未満のB2」が定義でしたが、2017年に番組編成の方針が変更
オールコースに入る時期は「師匠の許可を貰えるまで」や「A級昇格まで」など選手によって違いますが、近年は全体的に早まっています。
内寄りコース最初の10走
2年程度で大半の選手がオールコースを解禁しますが、狙い方は難しく、特にインは買いづらいことも多いです。
例として、2019年デビューの124期の初出走から10走を調べてみました。
選手 | 1コース | |
---|---|---|
1着率 | 2・3着率 | |
中島 航 | 30% | 30% |
野見山 拓己 | 20% | 10% |
吉田 杏美 | 0% | 10% |
上原 健次郎 | 30% | 50% |
大澤 誠也 | 30% | 40% |
中島 秀治 | 40% | 10% |
石原 光 | 10% | 20% |
滝沢 崚 | 10% | 20% |
山川 波乙 | 30% | 30% |
大石 真央 | 20% | 30% |
篠原 飛翔 | 10% | 30% |
一色 凌雅 | 10% | 40% |
柳瀬 幹太 | 30% | 20% |
末永 和也 | 80% | 0% |
中村 栄治 | 60% | 10% |
本村 大 | 50% | 10% |
佐藤 航 | 10% | 20% |
高憧 四季 | 40% | 30% |
前田 翔 | 20% | 40% |
生方 靖亜 | 10% | 20% |
為本 智也 | 30% | 30% |
篠原 晟弥 | 40% | 10% |
浦野 海 | 10% | 40% |
生田 波美音 | 40% | 20% |
もちろん、実力や相手次第ですが、1着率50%を越える選手は少数。
逃げ成功時の平均配当は5,023円、中央値は2,565円とそこまで高くはありません。
決まった位置から起こせるダッシュとの違いや、出足・行き足が重要な調整面などの影響からSTも不安定。
選手インタビューでも「イン戦(スロー)の慣れ」はよく言及されていて、現在A級の選手でも最初は20%台の選手も多いです。
年 | 選手 | 1着率 |
---|---|---|
2018 | 大山千広 | 40% |
2019 | 宮之原輝紀 | 70% |
2020 | 前田篤哉 | 10% |
2021 | 畑田汰一 | 20% |
2・3コースも同様で、コース入り始めはシビアに狙いたいところ。
特に巧拙が分かれやすい2コースは注意。
養成所時代の2・3コース成績を手掛かりにすることも試したことありますが、あまり結果は芳しくないので参考程度でいいと思います。
選手 | 2コース | 3コース | ||
---|---|---|---|---|
1着率 | 2・3着率 | 1着率 | 2・3着率 | |
中島 航 | 0% | 50% | 20% | 30% |
野見山 拓己 | 0% | 30% | 0% | 20% |
吉田 杏美 | 0% | 20% | 0% | 0% |
上原 健次郎 | 0% | 30% | 0% | 50% |
大澤 誠也 | 0% | 20% | 0% | 10% |
中島 秀治 | 20% | 40% | 0% | 30% |
石原 光 | 20% | 30% | 10% | 10% |
滝沢 崚 | 0% | 10% | 10% | 0% |
山川 波乙 | 0% | 10% | 0% | 0% |
大石 真央 | 0% | 10% | 0% | 20% |
篠原 飛翔 | 0% | 40% | 10% | 30% |
一色 凌雅 | 0% | 10% | 0% | 50% |
柳瀬 幹太 | 0% | 50% | 10% | 10% |
末永 和也 | 10% | 60% | 10% | 60% |
中村 栄治 | 0% | 10% | 20% | 30% |
本村 大 | 10% | 0% | 0% | 30% |
佐藤 航 | 0% | 30% | 0% | 30% |
高憧 四季 | 0% | 70% | 10% | 20% |
前田 翔 | 0% | 30% | 0% | 50% |
生方 靖亜 | 20% | 30% | 10% | 50% |
為本 智也 | 10% | 20% | 20% | 0% |
篠原 晟弥 | 0% | 30% | 10% | 30% |
浦野 海 | 0% | 20% | 0% | 30% |
生田 波美音 | 10% | 20% | 0% | 0% |
養成所の勝率はアテになる?
養成所の勝率が高かった選手は、その後の成長速度も早い傾向があります。
5000番台の選手で見ても、同期の中でA級昇格が早い選手が多いです。
「優秀訓練生制度(デビュー期にB1級と同等のあっせん日数となる)」もあるので、出走回数の差も影響していますね。
登録番号 | 選手名 | 勝率 | A級昇格 |
---|---|---|---|
5017 | 澤田 尚也 | 6.76 | 8期目 |
5028 | 原田 才一郎 | 7.03 | 8期目 |
5042 | 畑田 汰一 | 6.42 | 6期目 |
5084 | 末永 和也 | 6.42 | 6期目 |
5087 | 佐藤 航 | 6.32 | 6期目 |
ただし、デビューしてから実戦で力を付ける選手も多数。
長田頼宗選手や下条雄太郎選手も養成所勝率は5点以下です。
登録番号 | 選手名 | 勝率 | A級昇格 |
---|---|---|---|
5015 | 高橋 竜矢 | 4.53 | 6期目 |
5043 | 中村 日向 | 4.53 | 7期目 |
女子選手は特にその傾向が強く、養成所の勝率はそこまで関係ありません。
養成所は混合戦ですが、デビュー後は女子戦を多く走る影響もありそうですね。
登録番号 | 選手名 | 勝率 | A級昇格 |
---|---|---|---|
4347 | 魚谷香織 | 4.21 | 8期目 |
4372 | 原田佑実 | 4.33 | 16期目 |
4387 | 平山智加 | 6.42 | 5期目 |
4399 | 松本晶恵 | 3.93 | 7期目 |
4433 | 川野芽唯 | 3.93 | 15期目 |
4450 | 平高奈菜 | 4.80 | 7期目 |
4456 | 鎌倉涼 | 5.36 | 5期目 |
4464 | 山下友貴 | 6.26 | 8期目 |
4478 | 櫻本あゆみ | 5.10 | 12期目 |
4482 | 守屋美穂 | 6.76 | 7期目 |
4501 | 樋口由加里 | 4.29 | 10期目 |
4502 | 遠藤エミ | 3.92 | 10期目 |
4530 | 小野生奈 | 3.41 | 11期目 |
4546 | 浜田亜理沙 | 4.71 | 7期目 |
4556 | 竹井奈美 | 4.99 | 8期目 |
4589 | 塩崎桐加 | 4.36 | 10期目 |
4590 | 渡邉優美 | 6.11 | 13期目 |
4611 | 今井美亜 | 5.18 | 8期目 |
4642 | 松尾夏海 | 5.06 | 20期目 |
4773 | 中川 りな | 3.99 | 16期目 |
4804 | 高田ひかる | 3.50 | 11期目 |
4823 | 中村桃佳 | 5.28 | 6期目 |
4825 | 倉持莉々 | 6.08 | 9期目 |
4885 | 大山千広 | 6.83 | 6期目 |
4900 | 中田夕貴 | 4.84 | 12期目 |
4961 | 西橋奈未 | 5.38 | 8期目 |
4963 | 實森美祐 | 6.13 | 11期目 |
また、養成所(やまと)チャンプが注目されがちですが、シンプルに養成所勝率が優秀な選手をチェックするのがオススメです。
※G1以上制覇選手は赤文字
期 | 登録番号 | 選手名 | A級昇格 |
---|---|---|---|
88 | 4105 | 松下直也 | 11期目 |
89 | 4126 | 吉本玲緒 | 15期目 |
90 | 4174 | 赤坂俊輔 | 6期目 |
91 | 4186 | 小川時光 | ー |
92 | 4242 | 古野智丈 | ー |
93 | 4247 | 齊藤優 | 8期目 |
94 | 4294 | 古賀繁輝 | 3期目 |
95 | 4311 | 岡村仁 | 9期目 |
96 | 4344 | 新田雄史 | 3期目 |
97 | 4357 | 田中和也 | 10期目 |
98 | 4384 | 鶴本崇文 | 6期目 |
99 | 4421 | 森作広大 | ー |
100 | 4448 | 青木玄太 | 6期目 |
101 | 4477 | 篠崎仁志 | 5期目 |
102 | 4505 | 島田賢人 | 10期目 |
103 | 4522 | 古澤光紀 | 11期目 |
104 | 4553 | 坪口竜也 | 10期目 |
105 | 4572 | 渡部悟 | 14期目 |
106 | 4604 | 岩瀬裕亮 | 4期目 |
107 | 4620 | 佐藤裕紀 | ー |
109 | 4684 | 楠原翔太 | 19期目 |
110 | 4714 | 喜多須杏奈 | 17期目 |
111 | 4734 | 安河内将 | 9期目 |
112 | 4769 | 馬場剛 | 8期目 |
113 | 4802 | 中田達也 | 9期目 |
114 | 4808 | 松尾拓 | 3期目 |
115 | 4850 | 野中一平 | 8期目 |
116 | 4861 | 田中宏樹 | ー |
117 | 4907 | 小池修平 | 10期目 |
118 | 4933 | 板橋侑我 | 6期目 |
119 | 4948 | 木場悠介 | ー |
120 | 4977 | 馬野耀 | ー |
期 | 登録番号 | 選手名 | A級昇格 |
---|---|---|---|
121期 | 5017 | 澤田尚也 | 8期目 |
122期 | 5028 | 原田才一郎 | 8期目 |
123期 | 5058 | 前原大道 | ー |
124期 | 5084 | 末永和也 | 6期目 |
125期 | 5121 | 定松勇樹 | 4期目 |
126期 | 5142 | 常住蓮 | ー |
127期 | 5163 | 清水愛海 | ー |
128期 | 5191 | 飛田江己 | ー |
129期 | 5224 | 西岡顕心 | ー |
養成所の勝率やチャンプ情報はボートレースファン手帳で確認できます。
122期から養成所の学費などが「無償化」
(これまでは月額10万×12ヶ月=120万円)
以前から成績や適性などで養成所を強制退所となる制度はありましたが、122期以降は多く採って足切りしていく傾向が強くなっています。
期 | 合格 | 修了 |
---|---|---|
120期 | 35名 | 27名 |
121期 | 34名 | 25名 |
122期 | 50名 | 26名 |
123期 | 52名 | 24名 |
124期 | 52名 | 25名 |
これにより養成所勝率も全体的にやや上昇。
ただ、実戦では今のところ勝率差はほぼありません。
フレッシュルーキー
有望選手を探すなら「フレッシュルーキー」に選ばれた選手に注目するのもオススメです。
すでにバレているケースもありますが、地元水面に多くあっせんされるため、勝率が上昇しやすい傾向にあります。
【競艇】歴代スター候補選手まとめ
新人選手狙いまとめ
1着が増加してきてデータにはっきりと表れるとオッズ妙味が少なくなってくるので、過小評価されている時に狙うのが理想ですね。
選手を追い続けていれば見つかる可能性も高いですが、前述した初2・3着を取った頃から追うにしてもかなり根気は必要です。
毒島誠選手が若手時代のインタビューで「今は極端に言えば毎節ターンのやり方を変えています。その節に応じたターンというのを試行錯誤しながらやっているという感じですね」と話していて、1~2節程度でその選手を判断するのも尚早。
個人的には先マイする気迫や追い上げを諦めないなど、メンタル面も重視して見ています。
少ないデータで予想するしかないので不確実が高い部分もありますが、回収率を重視するなら追う価値はあると思います。
最後に直近半年間で回収率や勝率が目立つ選手を期ごとに紹介します。
回収率は1着固定流し(20点買い)で計算しているため、1艇切ることが出来れば更に上がります。
一発の大万舟が回収率を跳ね上げている面もありますが、オッズ妙味があるレースも多数。
128期以降については別記事で紹介予定です。
4コースまくり・5コースまくり差しで高配当提供。
コース | 回収率 | 1着回数/出走回数 |
---|---|---|
4 | 194% | 4 / 18 |
5 | 264% | 4 / 22 |
2022年から2・3コース進入。
5・6着が減り、舟券絡みも増加中。
コース | 回収率 | 1着回数/出走回数 |
---|---|---|
2 | 284% | 1 / 2 |
3 | 213% | 3 / 10 |
4 | 99% | 3 / 24 |
5 | 167% | 4 / 30 |
6 | 0% | 0 / 59 |
2021年後半からオールコース解禁。
B2級ということもありイン逃げからの回収率も高めでしたが、2022年後期からB1昇格。
また、4・5コースからのまくりで十万舟を2本出しているので選手回収率も高め。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 33.3 | 33.3 | 22.2 |
2 | 7.7 | 7.7 | 7.7 |
3 | 6.7 | 13.3 | 0.0 |
4 | 8.3 | 0.0 | 8.3 |
5 | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
6 | 0.0 | 0.0 | 4.8 |
1着時は確実に「まくり」と握って攻めるタイプ。
2021年11月から3コースに進入解禁。
握れるコースのため、好成績を残しています(1着回収率:237%)
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | ー | ー | ー |
2 | ー | ー | ー |
3 | 13.3 | 13.3 | 20.0 |
4 | 6.3 | 6.3 | 12.5 |
5 | 5.9 | 5.9 | 5.9 |
6 | 0.0 | 3.1 | 3.1 |
2コースで高配当提供。
コース | 回収率 | 1着回数/出走回数 |
---|---|---|
2 | 233% | 4 / 22 |
養成所勝率も6.75と高く、B1あっせんでデビュー。
オールコース解禁で勝率を上げています。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 38.5 | 23.1 | 0.0 |
2 | 18.2 | 4.5 | 13.6 |
3 | 0.0 | 18.8 | 6.3 |
4 | 0.0 | 16.7 | 0.0 |
5 | 3.2 | 3.2 | 16.1 |
6 | 0.0 | 2.9 | 8.8 |
5コース差し・6コースまくり差しで十万舟となり回収率が跳ね上がっています。
現状は5・6着率が50%近くあるものの、舟券絡みも増加中。
コース | 回収率 | 1着回数/出走回数 |
---|---|---|
4 | 113% | 2 / 20 |
5 | 222% | 1 / 35 |
6 | 150% | 1 / 44 |
丸亀フレッシュルーキー。
オールコースで三連対率が上昇中。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 50.0 | 12.5 | 25.0 |
2 | 12.5 | 12.5 | 25.0 |
3 | 10.0 | 50.0 | 10.0 |
4 | 8.3 | 8.3 | 16.7 |
5 | 6.3 | 6.3 | 18.8 |
6 | 7.7 | 0.0 | 23.1 |
養成所勝率7.41と高く、オールコースで勝率上昇中。
2まくりで十万舟提供。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 45.5 | 9.1 | 18.2 |
2 | 9.1 | 9.1 | 9.1 |
3 | 0.0 | 20.0 | 26.7 |
4 | 4.2 | 8.3 | 25.0 |
5 | 5.0 | 10.0 | 15.0 |
6 | 3.8 | 3.8 | 11.5 |
父は大澤普司選手で、養成所勝率も7.00とトップクラス。
現状は2・3着率が高く、126期の中でも勝率上位。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 45.5 | 18.2 | 18.2 |
2 | 7.1 | 21.4 | 21.4 |
3 | 5.9 | 5.9 | 29.4 |
4 | 0.0 | 11.8 | 41.2 |
5 | 0.0 | 0.0 | 27.3 |
6 | 0.0 | 9.1 | 9.1 |
養成所チャンプで、師匠は山田康二選手。
2022年2月にはG1九州地区選手権に初出場と126期の出世頭。
オッズ妙味という点ではもうバレていますが、まくり差しを打てるので条件次第では狙い目。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 36.4 | 9.1 | 18.2 |
2 | 15.4 | 46.2 | 7.7 |
3 | 17.6 | 23.5 | 35.3 |
4 | 12.0 | 20.0 | 28.0 |
5 | 10.3 | 13.8 | 20.7 |
6 | 0.0 | 0.0 | 31.6 |
父は原田富士男選手、兄は原田才一郎選手。
養成所勝率は6.44と上位で、直近半年は3コースから1着を量産。
まくりだけでなく、差し・まくり差しも決まっています。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 36.4 | 18.2 | 18.2 |
2 | 5.0 | 20.0 | 15.0 |
3 | 23.1 | 11.5 | 11.5 |
4 | 0.0 | 5.3 | 5.3 |
5 | 7.1 | 14.3 | 3.6 |
6 | 0.0 | 4.2 | 16.7 |
ダッシュからの5・6着が減り、中間着が増加中。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 22.2 | 33.3 | 22.2 |
2 | 5.9 | 35.3 | 5.9 |
3 | 6.7 | 20.0 | 33.3 |
4 | 0.0 | 14.3 | 42.9 |
5 | 0.0 | 7.1 | 28.6 |
6 | 0.0 | 4.8 | 9.5 |
5期目で勝率5点を超え、A2級昇格間近。
1着率も高く、5・6コースからの3着付けの回収率が優秀。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 57.9 | 5.3 | 15.8 |
2 | 37.5 | 29.2 | 12.5 |
3 | 10.0 | 5.0 | 20.0 |
4 | 22.2 | 22.2 | 5.6 |
5 | 8.7 | 17.4 | 26.1 |
6 | 0.0 | 5.3 | 31.6 |
母は香川素子選手で、養成所勝率は6.52。
デビュー期にF2となった影響もありましたが、期ごとに勝率は上昇中。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 0.0 | 0.0 | 25.0 |
2 | 7.1 | 7.1 | 28.6 |
3 | 15.4 | 0.0 | 15.4 |
4 | 7.1 | 21.4 | 7.1 |
5 | 0.0 | 5.9 | 11.8 |
6 | 7.1 | 7.1 | 0.0 |
養成所チャンプで、師匠は峰竜太選手。
2021年後期に初A2級昇格。
実力は125期トップクラスで、回収率的には外コースに妙味。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 35.7 | 35.7 | 14.3 |
2 | 25.0 | 25.0 | 25.0 |
3 | 10.0 | 25.0 | 10.0 |
4 | 10.0 | 10.0 | 50.0 |
5 | 21.7 | 17.4 | 13.0 |
6 | 0.0 | 35.3 | 5.9 |
養成所勝率6.38と高く、2022年のびわこフレッシュルーキー。
6コースまくりで十万舟提供や、2コース差しでの1着率が優秀な数値。
コース | 回収率 | 1着回数/出走回数 |
---|---|---|
2 | 164% | 4 / 14 |
6 | 656% | 3 / 19 |
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 31.3 | 18.8 | 12.5 |
2 | 28.6 | 28.6 | 7.1 |
3 | 11.1 | 22.2 | 27.8 |
4 | 0.0 | 12.5 | 31.3 |
5 | 0.0 | 33.3 | 20.0 |
6 | 15.8 | 10.5 | 26.3 |
養成所チャンプで、師匠は上野真之介選手。
2022年前期にA2昇格。
オッズ妙味という点ではもうバレていますが、まくり差しが狙い目。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 55.6 | 16.7 | 5.6 |
2 | 15.0 | 10.0 | 50.0 |
3 | 20.0 | 10.0 | 25.0 |
4 | 10.5 | 31.6 | 26.3 |
5 | 14.3 | 23.8 | 28.6 |
6 | 5.9 | 5.9 | 29.4 |
戸田フレッシュルーキーで、2022年前期にA2昇格。
3・5コースの成績・1着回収率が優秀。
コース | 回収率 | 1着回数/出走回数 |
---|---|---|
3 | 246% | 7 / 20 |
5 | 174% | 5 / 24 |
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 54.2 | 20.8 | 12.5 |
2 | 10.0 | 15.0 | 15.0 |
3 | 35.0 | 10.0 | 0.0 |
4 | 0.0 | 35.0 | 25.0 |
5 | 20.8 | 12.5 | 37.5 |
6 | 5.9 | 5.9 | 23.5 |
住之江フレッシュルーキー。
確実に強くなる選手ですが、直近半年では意外と3〜5コースの回収率が100%オーバー。
コース | 回収率 | 1着回数/出走回数 |
---|---|---|
1 | 73% | 9 / 18 |
2 | 44% | 5 / 24 |
3 | 102% | 4 /23 |
4 | 111% | 6 / 20 |
5 | 182% | 3 / 26 |
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 50.0 | 11.1 | 11.1 |
2 | 20.8 | 16.7 | 25.0 |
3 | 17.4 | 17.4 | 4.3 |
4 | 30.0 | 5.0 | 25.0 |
5 | 11.5 | 15.4 | 11.5 |
6 | 0.0 | 13.3 | 0.0 |
前田三兄弟(篤哉120期・滉123期)
養成所勝率は2位の6.99で、2021年後期にA2昇格。
2022後期にF2となったため、しばらくは注意。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 33.3 | 26.7 | 26.7 |
2 | 16.7 | 11.1 | 27.8 |
3 | 0.0 | 21.1 | 42.1 |
4 | 11.1 | 5.6 | 22.2 |
5 | 6.3 | 12.5 | 25.0 |
6 | 0.0 | 11.8 | 5.9 |
1着を量産し、勝率が急上昇中。
2022年後期はA級昇格となるのでオッズ妙味は減りそうですが、ST力があり決まり手も多彩。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 75.0 | 8.3 | 16.7 |
2 | 13.3 | 53.3 | 6.7 |
3 | 21.4 | 7.1 | 28.6 |
4 | 35.3 | 11.8 | 11.8 |
5 | 5.9 | 17.6 | 23.5 |
6 | 15.8 | 10.5 | 26.3 |
多摩川フレッシュルーキー。
現状はダッシュからのまくりはデビュー以来ほぼ無く、まくりは2・3コースがメイン。
4コース差しで十万舟提供など、展開が向きそうな時は一考したい選手。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1 | 44.4 | 11.1 | 11.1 |
2 | 21.4 | 7.1 | 14.3 |
3 | 7.1 | 50.0 | 0.0 |
4 | 12.5 | 12.5 | 18.8 |
5 | 7.7 | 7.7 | 23.1 |
6 | 0.0 | 0.0 | 25.0 |